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高校卒業後、病院に就職した事がキッカケで介護業界に進出。その後、老人保健施設に転職してから実務経験を積みながら通信教育で介護福祉士の資格を取得。その後はさらにスキルアップの為、職務内容が違う3種類(療養型病院・老人保健施設・訪問介護)の職場を渡り歩き、新人指導や業務改変作業の担当を受け持つなど豊富な経験を持つ。今でも現役で老人保健施設の介護職として働く事で介護業界に貢献中。

脳の萎縮と聞くと何をイメージしますか?

介護の仕事をしている人なら、アルツハイマー病を想像する人が多いのではないでしょうか?

実は脳の萎縮はアルツハイマー病以外にも色々な原因があるんです。

簡単に挙げると、アルツハイマー病アルコール加齢タバコ、栄養不足ストレス

これらを見ると、脳の萎縮は病気だけが原因で起こる訳ではないのです。

そして脳の萎縮を押さえるための予防法もあります。

脳の萎縮とだけ聞くと、怖いという印象を強く持ちがちです。

その印象に負けることなく、シッカリとした知識を得て対応していくようにしましょう。

 


脳の萎縮の原因と症状


脳の萎縮の原因

 

加齢

脳は老化によって少しずつ萎縮していきます。

これは正常な老化現象です。

歳をとると、物忘れや記憶力が低下するのも老化による脳の萎縮が原因です。

 

・アルツハイマー病

アルツハイマー病になると、アルツハイマー型認知症という認知症になります。

症状としては、病的に脳が萎縮していき、悪化するごとに記憶が欠落していきます。

記憶の欠落の特徴として、最近の記憶から欠落していきます。

アルツハイマー病になると、最終的には運動機能も失われて寝たきり状態になります。

 

・アルコール

アルコールは脳を萎縮させるということが分かっています。

適度なアルコール摂取量なら問題はありませんが、過度な摂取は脳の萎縮の原因になります。

人の脳というものは、30歳を過ぎると日々、10万~20万の細胞が死滅すると言われています。

脳の萎縮とは、通常よりも細胞が死滅している状態を言います。

 

・タバコ、栄養不足

タバコは、血液の流れを悪くする物質が多く含まれており、脳の毛細血管まで血液が行き渡りにくくなります。

栄養不足とは、栄養のかたよった食事による、食物添加物の過剰摂取などのことを言います。

食物添加物タバコ同様、血液が行き渡りにくくなる原因になります。

血液が行き渡りにくい状態になると、酸素や栄養が届かなくなります。

そのため、酸素不足栄養不足に陥るのです。

酸素不足栄養不足に陥ると、細胞の破壊を加速させる原因になります。

 

・ストレス

強いストレスを受けることも脳の萎縮の原因の1つです。

特に言われていることは、子供の頃に受けたストレスは脳に大きな影響を与えると言うこと。

子供の頃に強いストレスを受けると、脳の発達が遅れて脳が萎縮するとされています。

ストレスは脳に悪い影響を与え、感情が鈍くなり記憶力の低下を引き起こします。

また、うつ病脳の萎縮が起こるケースもありますし、逆説では脳が萎縮することでうつ病になるとも言われています。

 

脳の萎縮の症状

症状として、3つの症状があります。

 

・物忘れ

年齢を重ねていけば誰にでも起こる症状です。

しかし物忘れも軽度であれば問題はありませんが、症状が酷くなったと感じたら脳の萎縮を疑ったほうが良いでしょう。

 

・昨日食べた食事を思い出せない

昨日食べた晩御飯は何か思い出せないことが頻繁にあると感じたら要注意です。

 

・自分が言おうとしていたことを頻繁に忘れる

人には度忘れと言うものがあることでしょう。

それでも通常なら、度忘れと言うものは頻繁には起きないものです。

この度忘れが頻繁に起こるようになったら注意が必要です。

*これらの症状は、自覚症状があるうちはまだ安心です。

注意しなければいけないのは、自覚症状が無くなってしまったときです。

人から言われるまで気がつかなかった場合は、脳の萎縮を疑って検査をしましょう。

 


脳の萎縮の予防法


脳の萎縮を予防するためにはどうしたら良いか?

それにはまず脳内環境を整えることが必要です。

脳の萎縮の大きな原因は栄養と酸素の不足です。

この栄養と酸素の不足は、血液が脳に行き渡らないことで起こります。

つまり、血液が正常に行き渡るようにすることが大事なのです。

それではどうしたら血液を正常に行き渡らせることができるか説明します。

 

・飲酒を控える

禁酒をするのが一番良いのですが、そこまでは難しいと感じるなら、お酒の量を減らすことから始めていきましょう。

目安としては、1日350mlの缶ビールが良いでしょう。

*1日に缶ビールを2本飲むだけで、脳の萎縮が起こるリスクが上がると言われています。

 

・食生活の改善

食生活を改善することで、脳の萎縮を予防できます。

血流を良くする食材の代表的なものは、青魚ビタミンの多い食材です。

(例)

・サバ

・マグロ

・サンマ

・イワシ

・パプリカ

・パセリ

・柑橘類

・ニンジン

・かぼちゃ

など。

これらを積極的にとるようにしましょう。

 

・読書や計算をすることを習慣化する

簡単に言うと、常に脳を使うようにしましょうと言うことです。

詳しく説明すると、人は脳の機能の1つである前頭前野が物事を考える働きをしています。

脳の萎縮を予防するのに、前頭前野を活発に働かせることが有効です。

日ごろから、日記・読書・計算(出来れば暗算)などをすることで、前頭前野を働かせることを意識しましょう。

 

・脳を休ませる

人の身体はずっと動いていることは出来ません。

それは脳に関しても同じことです。

脳も、休めることが大事です。

脳を休めるにしても、有効な時間帯と睡眠時間の長さがあります。

時間帯は、22時~2時の間。睡眠時間の長さは6~8時間が最も有効です。

 

・ストレスを避ける

ストレスは日常生活をしていれば、大なり小なりあることでしょう。

それでも、出来るだけストレスを受けないような環境を作ることが大切です。

あとは、ストレスの発散方法を見つけることも必要になります。

ストレスを受けても発散することが出来れば、影響をそんなに受けないからです。

現在社会で生きていく以上、ストレスから完全に逃れることは難しいのは分かります。

その中で、いかにストレスを避けるかが脳の萎縮を予防する大きなカギになっていくでしょう。

 


脳は萎縮してからでは遅い


脳の萎縮を元に戻すことは今の医学では出来ません。

萎縮してしまったら、その状態で生きていかなければいけません。

人は必ず歳をとるため、老化現象脳の萎縮はある程度仕方のないことです。

しかし、脳の萎縮を遅らせるための予防法はあります。

自分は大丈夫だと思っていると、気づいたときには脳の萎縮が進んで、取り返しのつかないことになりかねません。

そうならないために今から予防法を実施して、出来るだけ長く脳の萎縮が進行するのを遅らせましょう。

 

この記事を書いた人

遠藤 こずえ
遠藤 こずえ
高校卒業後、病院に就職した事がキッカケで介護業界に進出。その後、老人保健施設に転職してから実務経験を積みながら通信教育で介護福祉士の資格を取得。その後はさらにスキルアップの為、職務内容が違う3種類(療養型病院・老人保健施設・訪問介護)の職場を渡り歩き、新人指導や業務改変作業の担当を受け持つなど豊富な経験を持つ。今でも現役で老人保健施設の介護職として働く事で介護業界に貢献中。