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高校卒業後、病院に就職した事がキッカケで介護業界に進出。その後、老人保健施設に転職してから実務経験を積みながら通信教育で介護福祉士の資格を取得。その後はさらにスキルアップの為、職務内容が違う3種類(療養型病院・老人保健施設・訪問介護)の職場を渡り歩き、新人指導や業務改変作業の担当を受け持つなど豊富な経験を持つ。今でも現役で老人保健施設の介護職として働く事で介護業界に貢献中。

 

便秘症の人は、年齢が若くてもいます。

しかし若い頃は便秘症ではなかったのに、年を重ねるうちに便秘症になる人が多くいます。

それは何故でしょうか?

原因としては、

・老化による、体力や筋力の低下。

・身体機能の低下による、食事量の低下。

・薬の影響など。

 

その中でも特に多い原因が、身体機能の低下による弛緩性便秘です。

それでは何故、それらの原因で便秘が起こるのか?

今回は、高齢者の便秘の原因と、便秘の解消法を説明します。

 


便秘の原因


高齢者の便秘の原因として、

・老化による、体力や筋力の低下。

・身体機能の低下による、食事量の低下。

・薬の影響など。

があります。

それでは一つずつ説明していきます。

 

老化による、体力や筋力の低下。

・年を重ねていくと、体力や肉体が衰えて、筋力の低下がみられる。

・筋力の低下は、腸筋群の衰えにつながる。

・腸の働きが弱くなることで、長く腸内に便が滞留。

・便の水分が失われて硬くなる。

・硬くなった便が排出できない。

 

身体機能の低下による、食事量の低下。

・身体機能が低下すると、運動量が減少。

・消費カロリーが減少。

・食事量の減少。

・便となる材料が少ないために、排便回数が減少。

薬の影響など。

・利尿作用のある薬を服用することで、体内の水分が大量に尿として排泄される。

・便の水分量が減少。

*特に便秘の副作用が起きやすい薬・・・抗生物質抗うつ剤

*老化による、身体機能の低下が原因で弛緩性便秘が起こります。

 

弛緩性便秘とは

腸の働きが低下することで、腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱くなる。

そうすると、便が硬くなると共に腹筋の衰えによって、いきむ力が十分に得られずに排便が出来なくなる便秘。

*蠕動運動=便を押し出すための動き

 


便秘の解消法


便秘の原因が色々あるように、解消法も色々あります。

無理のない解消法を活用していきましょう。

 

トイレに行く習慣をつける。

高齢になり、身体機能が低下してもトイレに行く習慣を行うようにしましょう。

例え、便意が無くてもトイレに行くと排便があるものです。

介助量を減らすためだけにオムツにすると、便秘の原因になります。

定時や訴え時には、トイレに連れて行って下さい。

我慢することでも便秘の原因になりますので、注意が必要です。

 

定期的に運動をする。

身体機能の低下で便秘になるので、運動を行う必要があります。

運動と言っても、無理のない程度で大丈夫です。

例えば、散歩や家事など日常的な動作をするだけで、十分な運動になります。

日常生活動作以外にも、椅子に座った状態で腰をひねる運動でも、腹筋をきたえるのに効果的です。

 

食生活を改善する。

食事の内容を変えるだけでも便秘の解消に繋がります。

どのようなことに気をつければ良いか、いくつか挙げますので参照して下さい。

・水分をしっかりとる

水分をしっかり取らないと、便が硬くなってしまい便秘の原因になります。

高齢になると、あまり水分補給をしようとしないので、こまめに時間をかけて水分を取るようにしましょう。

・乳酸菌をとる

乳酸菌は腸の動きを手助けしたり、便の水分調整を行うことで排便を楽に行う効果があります。

加齢と共に、減少する性質を持っているので意識して摂取する必要があるのです。

乳酸菌が含まれている食品を積極的にとっていきましょう。

・食物繊維を含む食品をとる

食物繊維は便秘の解消には効果的です。

食物繊維が多く含まれている食品を、食べやすいように細かくしたり、柔らかくする工夫をしましょう。

・栄養価の高い食品や飲み物をとる

栄養のバランスも重要です。

栄養がかたよると便秘だけでなく、健康も損なわれてしまいます。

高齢になって自炊が大変と言う人は、宅配弁当を頼むのも良いでしょう。

栄養バランスの良い食事をすることで、便秘の解消だけでなく、健康も維持していきましょう。

 


便秘を解消して健康な毎日を


便秘になると、排便障害も引き起こします。

たかが便秘と思わずに、便秘の症状が出始めたら解消法を活用して健康な毎日を送っていきましょう。

健康が損なわれれば、日常動作も出来なくなり寝たきりなってしまいます。

生きる活力は、元気に毎日を送ることで出てくるものです。

いつまでも元気で過ごしていきましょう。

 

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この記事を書いた人

遠藤 こずえ
遠藤 こずえ
高校卒業後、病院に就職した事がキッカケで介護業界に進出。その後、老人保健施設に転職してから実務経験を積みながら通信教育で介護福祉士の資格を取得。その後はさらにスキルアップの為、職務内容が違う3種類(療養型病院・老人保健施設・訪問介護)の職場を渡り歩き、新人指導や業務改変作業の担当を受け持つなど豊富な経験を持つ。今でも現役で老人保健施設の介護職として働く事で介護業界に貢献中。