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高校卒業後、病院に就職した事がキッカケで介護業界に進出。その後、老人保健施設に転職してから実務経験を積みながら通信教育で介護福祉士の資格を取得。その後はさらにスキルアップの為、職務内容が違う3種類(療養型病院・老人保健施設・訪問介護)の職場を渡り歩き、新人指導や業務改変作業の担当を受け持つなど豊富な経験を持つ。今でも現役で老人保健施設の介護職として働く事で介護業界に貢献中。

 

介護を行う際に、介護技術は当然必要です。
しかし、介護を行うためには技術だけではなく、介護に関する知識も必要です。

今回は、介護を行う際の基礎知識として「認知症」について解説していきます。

「認知症」と一言で言っても、発症する原因が多様にあります。
認知症の種類別の介護方法を知る前に、認知症の種類と原因を初めにシッカリ理解しましょう。

 


認知症の種類と原因


この項目では、「認知症」の種類と行動パターン・感情のパターンの解説をします。

 

[ 医学的な見解 ]

 

・アルツハイマー型認知症

原因不明の脳の器質性疾患である「アルツハイマー病」が原因で起こる認知症。

アルツハイマー病について

全般的な脳の萎縮・神経細胞の脱落・老人斑・神経原繊維変化などが見られる。

発症年齢は50歳前後で女性に多い。

 

・脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害(脳卒中)が原因で起こる認知症。

 

・ピック病

脳の萎縮によって起こる認知症。

 

[ 介護的見解 ]

 

・「自分との関係障害」が原因で起こる認知症

「自分との関係障害」とは何か?

自分が年をとっていくことが認められず、自然な老化現象や障害による機能低下・人間関係の変化・周りの環境の変化に適応出来ない状態を言います。

 


認知症別の症状


・アルツハイマー型認知症

記憶力障害・見当識障害・視覚失認・人格変化・随伴精神症状(夜間せん妄・妄想・作話・抑うつ状態など)

 

・脳血管性認知症

 

人格は比較的に保たれている・感情失禁・夜間せん妄。

またの名を「まだら認知症」とも言います。

 

・ピック病

人格変化による道徳感情の喪失・行動の逸脱・異常な行動。

問題行動が激しく見られる。

 

・「自分との関係障害」が原因で起こる認知症

「葛藤型」・「回帰型」・「遊離型」の3パターンあります。

・葛藤型

現実の自分を自分と感じられず、何とかして自己像を取り戻そうとして葛藤しているパターン。

異常に興奮する・粗暴行為が見られると言う情緒不安定な状態になります。

また、異食・過食・弄便(ろうべん)などをする場合もあります。

・回帰型

現実の自分が受け入れられないため、一番自分らしいと思えた時代に戻るパターン。

室内を徘徊する行為が多く見られることが特徴。

見当識障害が見られる場合もあります。

・遊離型

過去でも現実でもない、自分の心の中だけの世界に閉じこもることで、自分を保とうとするパターン。

食事を自分でも介助しても食べない、無為自閉・一人で話をしている独語(どくご)が起こります。

 


認知症を理解したうえで介護をしよう


初めに述べましたが、介護を行う際には技術だけではなく知識も必要です。
そして、「認知症」は介護を行えば必ずと言って良いほどに関わりを持つことになります。

つまり「認知症」のことを知り、理解することは介護を行う際の必須項目なのです。

認知症の人と接するときには、初めに認知症のことを理解してから、相手に対応しなければいけません。
認知症のことを理解しないまま介護を行った場合、接し方が分からずに相手に不信感を抱かれてしまうからです。

現役で介護を行っていると、認知症の知識を何となくでしか覚えていなくなるものです。

この機会に改めて、認知症とは何かを理解して下さい。

 

 

この記事を書いた人

遠藤 こずえ
遠藤 こずえ
高校卒業後、病院に就職した事がキッカケで介護業界に進出。その後、老人保健施設に転職してから実務経験を積みながら通信教育で介護福祉士の資格を取得。その後はさらにスキルアップの為、職務内容が違う3種類(療養型病院・老人保健施設・訪問介護)の職場を渡り歩き、新人指導や業務改変作業の担当を受け持つなど豊富な経験を持つ。今でも現役で老人保健施設の介護職として働く事で介護業界に貢献中。