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都並 佑樹

都並 佑樹

1972年生まれ。東北大学大学院修了。技術士(総合技術監理・建設)。頑張って取得した学歴や資格が、返って人生を消耗させていることに矛盾を感じたことがありませんか?数年前の私のように。古い常識を打ち破り、まずは年収10倍UPを共に目指しましょう!コモディティからの脱却を応援します!

 

日本人は英語が聞き取れない理由を誤解しています

英語のリスニングに苦労されている方も多いのではないでしょうか。私は海外勤務経験もありますが、英語のリスニングには長年苦労してきました。たくさんの本や教材を試しましたが、なかなか上達しませんでした。日本人として育ってしまったら、もうまともに英語は聞き取ることができないのだろうか?と諦めかけていました。

しかし、ある時、英語の発音や話し方の仕組みを知って、正しいトレーニングを行った結果、まるでスローで再生しているかのようにはっきりと聞こえる瞬間が訪れました。

150km/hの豪速球が、80km/hくらいのスピードに見えるような変化です。

実は、いまだに多くの日本人が英語が聞こえるとはどういうことかを誤解しています。イメージが間違っていたら、いくらトレーニングをしても間違った能力が強化されるだけなのです。

 

そこで、私が英語リスニングを習得した方法を、理論編トレーニング編に分けて紹介します。本気でリスニングをものにしたいのであれば、新たな本や教材を買い漁るのはもう終わりにしてください

このやり方は、すべて無料でできます。

リスニングに関する3つの誤解


誤解1 英語は日本語に比べて高周波数だから聞き取れない


10年くらい前に、マジック・リスニングという英語の教材があったのをご存知でしょうか?
マジック・リスニングは、特殊処理されたトレーニング用CDを専用ヘッドフォンで聞き、英語に適した聴覚を養成することを目指すシステムです。

この教材は、日本語は約150ヘルツ~1500ヘルツと低周波数であるに対し、英語は2000ヘルツ~12000ヘルツと高周波数であり、周波数帯が異なるから日本語を母語とする人には英語を聞き取るのは困難だというということを根拠に、高周波の可聴域を拡大するためのトレーニング機器です。

私はこれを友人から借りて12日間使いました。

その結果、確かに高周波数の音が聞こえるようになりました。普通に日本人と話していても、さしすせその前に「スッ」と口笛の様な音が聞こえるようになりましたし、テレビのアナウンサーの声が、高い声に聞こえるようになって驚きました。

それで英語のリスニングが上達したでしょうか?答えはNOです。

なぜなら、私達は英語という音楽を聞いているわけではないからです。バラバラの音がよく聞こえるようになったところで、これまで認識できなかった単語や文章が認識できるようになるわけではありません。それは大きな誤解です。

そもそも、人は老化とともに高周波の音は聞こえにくくなってきます。もし周波数の問題なら、アメリカ人の老人は会話ができなくなってしまいます。また、年配の日本人で、こんなトレーニングをしていない人でも、英語で問題なく会話ができている人はたくさんいます。

日本人は音が識別できないから英語が聞き取れないわけではないのです。LとRの区別ができないとよく言われますが、これもリスニングができないことにはほとんど関係ないと思っています。

※このことに関連する記事はこちらに書きました。

⇒ 英語に対する洗脳。LとRは聞き分けられないほうが良い?

 


誤解2 発音されてない音を聞こうとしている


生身の人の発音は、常に省エネ化されています。

ネイティブは必ずしも、スペル通りにすべての音を発音していません。これは日本語でも同じことです。例えば「ここから」と丁寧に発音するのはアナウンサーくらいですね。通常は「こっから」となっています。

“Kokokara” と“k”+”母音”を何回も続けて発音するのはエネルギーがいるからです。

“Kokkara” というととても省エネになりませんか?

つまり、発音されていない音があるということをまず知る必要があります。それを知らなければ、どんなにスローで再生したところで聞こえません

★発音されていない音の具体例

具体的な例を3つほどお示しします。

例1) Doctor

日本人は「ドクター」という発音を待ち構えているかと思います。
しかし実際は、「ド(ク)ター」

※クは聞こえません。

かと言って、「ドター」「ドーター」というのとも違いますよね。聞こえない「ク」が含まれているわけです。これはどうやっているかというと、破裂音”k”の準備だけして喉を閉じている状態を経由しているのです。それが入ることによって、doctorと聞こえます。

c(k)を”ku”と破裂させてしまうと、日本人特有の変な母音が入ってしまうだけでなく、エネルギー的にも非効率なのです。

例2) Next station

日本人は「ネクストステイション」 と発音しようとします。しかしネイティブは、「ネクス(トス)テイション」”ne’ks(ts)te’ishon”です。

“ts”は心の中で発音(間だけ取ります)して音には出しません。

クスステイション」 というようなイメージです。律儀に「クストス」と発音しようとすると、どんなに速く言っても早口言葉になるだけで同じ発音にはなりません。はやり日本人特有の変な母音が入ってしまうでしょう。

例3)  Good bye

日本人が発音する「グッドバイ」や「グッバイ」はどちらも違います。正しくは、「グッ(ド)バイ」破裂させない(ド)がなければなりません。どうですか?「グッ(ド)バイ」というだけで自分の発音が大きく改善されていませんか?

 


誤解3  日本語の波長のまま聞こうとしている


えっ、波長(周波数)は関係ないのでは?

ここで言う波長とは、文章全体の強弱のリズムのことです。日本語を知らない人が日本語を音だけを聞くと、ダダダダダダダダダダとまるでマシンガンのように聞こえるそうです。

一方、英語はサンバのリズムと言われています。タ~ン(強)・タタ(弱)・タ~ン(強)・タタ(弱)が繰り返されています。弱(アクセントがないところ)はほとんど聞こえず「間」だけだったりします。

周波数が違うとラジオが聞こえないように、音というのは受信する側が同じ周波数で待ち構えていないと聞こえません。波長が合っていない状態は、単なる雑音です。周りで英語を話している人がいても、英語のリスニングができない人にとっては雑音としてスルーされているはずです。

一方、一度波長が合ってしまった人は、それは「英語」にしか聞こえなくなります。もはや聞こえなかった状態には戻れません。意味が全て理解できるかは別にして。

 

以上、日本人が英語のリスニングが上達しない理由を、3つの誤解から解説しました。これを踏まえて、どうトレーニングをしていけばよいかについては、トレーニング編を御覧ください。

決して楽ではありませんが、この方法を実践したことで私は劇的に聞き取れるようになりました。

 

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関連記事

間違いだらけの英語リスニング習得法【トレーニング編】

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最短で英語が喋れるようになる私の勉強法
英語に対する洗脳。LとRは聞き分けられないほうが良い?

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おまけ1 ネイティブの実際の舌・唇・喉の動かし方を学ぶには

誤解2で説明した、発音されていない音があることやアメリカ人が話すときの実際の舌位置や動かし方については、10年以上前に「アメリカ英語の分解発音」というメール講座で習いました。皆川さんという方が個人で分析し開発した理論です。40回以上にわたる体系的な資料でした。

いわゆるフォニックスとは違います。実際にアメリカ人が行っている舌の位置や動かし方などを、日本語の特殊カタカナ文字(独自開発)を使って説明されていた講座です。

Water が「ワラー」のように聞こえる理由と正しい発音方法(日本語の「ら」ではありません)など、毎日、目からうろこの連続だったのですが。。。残念ながら、ここ数年サイトが閉じられたままとなっています。

メール講座のテキストは私の財産となっています。
皆川さ~ん。どこかでこの記事をご覧になっていたら、ぜひ分解発音を再開してください!

おまけ2

余談ですが、タモリ四カ国語麻雀をご存知でしょうか?

 

これがここで言う言語ごとの波長の違いです。言葉はデタラメでも、周波数を合わせるだけでいかにもその言語っぽくなりますよね?これが合っていなければ、なかなか聞き取ることはできないのです。

各国語による博多うどんの解説はこちら。

 

各国語によるサッカー解説はこちら。

 

 

この記事を書いた人

都並 佑樹
都並 佑樹
1972年生まれ。東北大学大学院修了。技術士(総合技術監理・建設)。頑張って取得した学歴や資格が、返って人生を消耗させていることに矛盾を感じたことがありませんか?数年前の私のように。古い常識を打ち破り、まずは年収10倍UPを共に目指しましょう!コモディティからの脱却を応援します!