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七原園美
「てまり-ねこ」こと七原園美(ななはら そのみ)です。伊豆の山奥から見た景色を手まりにうつしています。職業は手まり職人です。手まりのWeb講座準備中!作品はミンネ、クリーマ、アマゾンで販売中。The scenery viewed from the mountains of Izu you want transferred to a Temari.
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★「手まり講座、入門編」最後の課題、「福俵」


 

この「福俵」で私の「手まり講座、入門編」

最後の課題になります。

しかし手まりの世界はまだまだ奥が深く

模様の数はいくつあるのか、私も見当がつきません。

 

一応、次のステップの講座を今用意するべく

準備を始めましたので楽しみにしていてください。

 

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★「福俵」は材料集めが最初の課題


 

土台の材料は通常の手まりと変わりません。

籾殻やそば殻を使用すると

本物の俵のように中身が粒なので

持ったときの感触が良いです。

 

しかし、他の手まりと違い

この福俵は飾り物専門になります。

手触りを楽しむとか、手の中で転がして・・・

このような楽しみ方をする物では無いです。

 

その為、今回は海外にいても

材料集めが容易にできる

という点を主軸に考え、土台材料には

キルト用の綿を使用しました。

 

 


★「福俵」のサイズ


 

「福俵」のサイズですが

飾ったときの見ごたえを考えると

籾殻、カップ2-3杯を使用したものが

良いと感じるのです。

 

しかし表面の糸を巻く作業を考えたとき

内容量が多いということは表面積が大きくなりますので

作るのが大変になってきます。

それを考えると、最初は小さい物のほうが

作りやすくて良いです。

 

しかし、あまり小さい物だと俵の前後の

麻の葉状の模様を作るのに苦労しますので

最初は籾殻カップ1杯のサイズがベストだと思います。

この麻の葉模様のことを母は「だんだらぼっち」と呼んでいました。

調べてみると望む答えは出てこないので、方言のようです。

 

母はこの「福俵」をほとんど作りませんでした。

3個まとめて作らなければいけない事。

表面の糸を巻く作業がなかなか骨の折れる作業だからです。

 

祖母はかなりの数、作ったようですが

多くのものがお嫁入りしたようです。

 

 


★「福俵」は糸がたくさん必要


 

母も祖母もよく言っていました。

「福俵は糸をようけ(たくさん)使うから

作るのが大変」

本当にその通りなので、途中で足りなくならないように

少し多めくらいに用意してください。

 

「福俵」の表面を巻く糸は

通常の模様を作る糸で良いと思います。

私は絹小町(絹紡糸で布団とじ糸)を使用しています。

俵の表面を模様を作る糸で巻きますので

25番刺繍糸を使う場合は、糸を一度全部分ける必要があります。

 

しかも俵の表面を全部、模様を作る糸で覆いますので

それなりに使用量も多くなります。

その為、私は25番刺繍糸は時間的コストを考え

福俵には使用していません。

 

 

材料集めとしては

俵を縛る糸が必要になります。

私は今回、表面に絹小町を使用しましたので

絹穴糸を使用しています。

 

俵の表面を覆う糸を絹を使用したのであれば

絹糸が良いと思います。

また木綿を使用したのであれば

木綿の5番刺繍糸などが良いと思います。

 

しかし、俵を作ることを考えたとき

俵のサイズを考え、そのサイズにあった糸を使用してください。

また3個の俵をまとめる紐も必要になります。

私は包装資材店で金の細い紐を買ってきました。

 

全体のバランスを考え

俵のサイズに合った材料を用意してください。

手まりは極論すると

糸の形状をしていれば何でも使うことが出来ます。

必要に応じて編んだりして材料を用意してください。

 

 


★参考サイズと糸の使用量


 

「福俵」を作るのに参考サイズを以下に書きます。

これは籾殻を中身に使用したときのサイズです。

サイズは俵1個のサイズになります。

 

カップ1杯  直径5cm  長さ9.5cm

カップ2杯  直径7cm  長さ9cm

カップ3杯  直径7cm  長さ10.5cm

 

次に糸の使用量です。

洋裁用仕付け糸(いろも)の使用量

カップ1杯  3個で2/3カセ

カップ2杯  1個、1/2カセ 3個1.5カセ

カップ3杯  1個、2/3カセ  3個2カセ

 

表面を巻く糸、25番刺繍糸を使用する時(3個で)

メーカー品の場合です。

中国メーカーの糸は太いので少し量を減らしても良いかもしれません。

カップ1杯  5カセ

カップ2杯  8カセ

カップ3杯  10カセ

 

表面を巻く糸、絹小町を使用する場合(1カード3本取り20mを使用)

カップ1杯  1個に対して、1カードでは少し不足。3個で4カード

カップ2杯  3個で6カード

カップ3杯  3個で8カード

 

俵の表面に巻く糸ですが、

カップ1杯の材料で作ってみて、

その材料の1.5倍の使用量が

カップ2杯で作ったときに必要な材料になります。

 

カップ3杯で作る場合は、

カップ1杯で作った時の2倍の材料が必要になります。

 

また俵の表面を縛る糸は3個分で15m必要でした。

今回2本取りで作っていますので

30m必要になります。

 

 

土台にキルト綿を使用した結果

厚さ3mmの物を使用した場合

幅1mで長さは約60cm必要になります。

 

これは出来上がり幅でキルト綿を切り

ロールケーキのように巻いていきます。

ちょうど良いサイズになった時の使用量の2倍必要になります。

なぜなら、空気を含んでいますので

成型すると締まるからです。

 

また籾殻等を使用した場合は

手のひらで俵型にしてちょうど良い形になった所で

ビニール袋の口を縛ります。

そして常に俵型を意識しながら土台を作ります。

 

キルト綿を使用する場合は

ほぼ成型は完了していますが

やはり材料をきっちり締めるためには

ビニール袋を使用したほうが作りやすいです。

 

 

一部の手まりキットでは

化繊綿を使用するとき、綿に直接スパン糸を巻くようですが

ビニール袋に入れてから成型すると

サイズ、形が落ち着きますので作りやすいと思います。

 



 

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