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七原園美
「てまり-ねこ」こと七原園美(ななはら そのみ)です。伊豆の山奥から見た景色を手まりにうつしています。職業は手まり職人です。手まりのWeb講座準備中!作品はミンネ、クリーマ、アマゾンで販売中。The scenery viewed from the mountains of Izu you want transferred to a Temari.
【お知らせ】七原園美が教える、初心者でもできる・てまりーねこ式 “手まり講座”が開講しました。
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手まり講座の作品を紹介しています。

42個目の作品は『ねじり梅』です。

 

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★ねじり梅から急激に難しくなった母の教室


 

母や祖母は『ねじり梅』と呼んでいましたが

テキストによっては

『ねじり三菱の梅』と書かれているものもあります。

 

10等分の組み合わせ地割を覚えた直後

ねじりの技法(模様の糸の下をくぐらせる手法)

を一緒に学ぶのが母の頃の主流でした。

 

 


★入門編、卒業制作の位置づけにある『ねじり梅』


 

しかし、私の講座では

手まりを身近で作る人も激減し

完成品を見る機会も激減。

 

このような状態で全く0から学ぶのに

新しいことを数多く行うのは

ちょっと無理があるかな?

とも考えました。

 

そこで基礎技法の『ねじり』に関しては

早い段階(環つなぎ、6ヶ月目の課題)で

レッスンをするようにしています。

手まり、『環つなぎの桜』の作り方

 

また10等分の組み合わせ地割についても

『10の分割』と言う事で

カリキュラムを組みました。

手まり、『10の分割』作り方

 

 

つまり、最初の数個は新しいことも多いのですが

急激に難しくなる10等分の組み合わせについては

地割を学ぶレッスンと、ねじりの技法

これを同時に行うレッスンを避けたのです。

 

 


★古典作品は色使いがほぼ決まっていた


 

色使いを言いますと

伝統的な物は

赤い土台、

金または黄色の地割

模様は黒と白、または黒、灰、白

この組み合わせがセオリーになっています。

 

私は今回

黒、生成り、白、生成りで作っています。

 

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昔は使える糸の色なども限られていましたし

身の回りにある物だけで作られた時期もありました。

その為、模様も色使いもかなり限定されていました。

 

でも、私は初めてこの手まりを見たとき

梅に見えなかったのです。

なぜなら、実際の紅梅はピンクだからです。

紅梅より白梅のほうが見慣れていました。

 

そこでこの手まりが梅だと言われても

納得できなかったのです。

 

 

私が手まりを知ったときは

小学校入学するかしないかの時期。

祖母はすでに多くの色を使い

リリアンで手まりを作っていました。

 

土台の色は、「いろも」(洋裁の仕付け糸)

を使用していました。

「いろも」の、色数は限られています。

赤、ピンク、黄色、水色が一般的です。

ごく稀に緑が売られていることがありますが

「いろも」の緑を私が知ったのは祖母が他界してからでした。

 

その他には白、黒の縫い糸を使っていました。

 

つまり、祖母が持っていた材料で白の土台を作ることは可能でした。

またリリアンでピンクの菊を作っていましたので

ピンクの糸も持っていたのです。

つまり、もっと違う色使いの梅を作ることは可能だったのです。

しかし、なぜか祖母は赤い梅を、とても好んで作っていました。

 

その為、私はこの手まりを作ったとき

色使いは白地にピンクのグラデーションを

迷わず選びました。

 

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ただ最近になってようやく

古い色使いの、赤土台に黒と白で作る

この梅のよさがわかってきたのです。

50歳を過ぎ、落ち着いた物を

好むようになったからでしょうか。

 

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そういう訳で、久しぶりに

古典的な物の見本として

赤土台で、ねじり梅を作ってみました。

 

この作品は糸をくぐらせるのを間違わないように。

これがポイントとなります。

 

また、花の芯の先に

ビーズをつけたり、フレンチナッツステッチを入れる人もいます。

私は手触りが悪くなるので好みではないです。

しかし、あなたがつけたいと思うのでしたら

自由に行ってよいです。

 

 


★かがる順番を決めておいたほうが良い


 

またどこから作っても作れる作品ですが

今後、もっと複雑な作品を作る準備として

五角形を順番に作ることをお勧めします。

 

北極の五角形、基準となる五角形

左隣に移動して、北極の周囲を完成させ

北半球終了。

南半球も同じように順番に作る。

 

今後、もっと手の込んだ作品を作るようになった時

必ず、決まった順序で作らないと

糸の重なりで模様がきれいに出来ない作品もあるからです。

 

 

星かがりの梅

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