The following two tabs change content below.
武原 夏子
玉川大学農学部卒。元・日本不耕起栽培普及会理事・事務局長。不耕起移植栽培や田舎暮らしの技術や楽しみを教え、農産物の差別商品化や売上増加コンサルをしています。手作り、田舎の食や暮らしが大好き。伝統食大好き。農家のじいちゃんばあちゃん大好き。都会暮らしでは、命と精神が縮んでしまう。ずっと満員電車に乗らず、朝に出勤しない生活を望んできたら、そうなった。2017年まで田舎暮らしや農業、手作りを実践。ナチュラリストでも何でもないのに、化学物質過敏症、合成添加物過敏症、合成洗剤アレルギー、シックハウス症候群。さらには、憑依体質。自然や宇宙とのつながりについて、いつも考えています。

banner_b


大農家の米づくりは都市生活者の命を支える食料生産の場


 

秋になると、私は、

あっちこっちの農家に連絡を取ります。

 

今年の収穫はどうかな~って、

期待したり心配したりです。

 

秋口に、

お米が欲しいという

問い合わせをいただいて、

農家の人に、

問い合わせ内容を伝える電話は、

私自身もウキウキします。

 

 

2016年の10月末、

秋田の大農家に電話をしました。

 

今年の稲刈りは終わりましたか?

 

「おかげさまで」

「台風の被害もなく、無事終わりました。」

 

「それは良かったですね。」

「被害もなく、今年はそこそこ良くとれたでしょう?」

 

私には、現地を見なくても、

おおよそのことがわかりますが、

秋田の大農家と言われても、

都会の人には想像がつかないと思います。

 

 

東北の大農家となれば、

生産規模は数十ヘクタール、

従業員もいて、育苗ハウスが何棟もありります。

 

Photo by Natsuko Takehara

 

米の乾燥、調整設備や施設も大きく、

倉庫には、近隣の農家が、

収穫した米が積み上がっています。

 

出荷前の農産物検査をする、

資格も持っていて、

ほぼ、米問屋と同じ規模なんです。

 

Photo by Natsuko Takehara

 

そういった大農家の田んぼや、

施設や倉庫などの現場に行った時は、

米つくりの醍醐味を見せられるような光景です。

 

 

日本の多くの農家は、兼業農家です。

自分の家族や親せきの分のお米を作り、

残りを農協へ納めています。

 

 

一方で、稲作に特化している大きな農家は、

事業として食糧生産を行っているんです。

 

多くの都市生活者が食べる、

お米を栽培してくれています。

 

私が大農家へ行くと、

事業への意気込みや、

醍醐味を感じるのは、

多くの人の命をはぐくむ食料生産の、

現場を支えてくれている人達を、

目の当たりにするからなんです。

 


災害にあった時はお米が命綱 だからお米を大事に食べて欲しい


 

2015年に、

お米の価格が全国的に下落して、

2016年は少し、もどしたところです。

 

皮肉にも、

熊本の震災や台風の被害が、

お米の生産量を減らしたために、

米の価格を上げるという

影響を与えたからなんです。

 

 

お金を出せばお米が買える、

ご飯は買えばよい。

 

食べきれずに残れば、

捨ててしまえばよい。

 

あなたもそういう人に、

成り下がってはいませんか?

 

 

東日本大震災の時、

救援がなかなか来なくて、

食べ物も水もなく過ごした人、

避難所で、

ひとりに1個の白いおにぎりしか、

しばらくは配られなかった人も、

いたんですよ。

 

白いおにぎりしか配られなくても、

白いご飯だけでも、

食べ物が手に入ったんです。

 

 

その時のことを忘れないでください。

 

Photo by Natsuko Takehara

 

熊本、鳥取の次は、

間違いなく南海トラフに地震が発生します。

 

過去の地震の記録をたどれば、

同じような順番で、

地震が起きていたことが、

記録に残っているからなんです。

 

地震データベース震度3以上 1923~ 神奈川~九州

 

南海トラフの地震の影響範囲は、

関東の西から九州までと、

かなりの広さになります。

 

 

その沿岸の都市と、

海辺に居住することは、

危険を伴うということになります。

 

 

いざという時、

都市からは食料も水も消えてしまいます。

 

ライフラインが途切れれば、

水道の水も出ず、

トイレの水も流せなくなり、

電気や都市ガスでの、

調理もできなくなります。

 

都会は、災害時には、

最も危険な場所と化します。

 

 

ほんとうは多くの人に、

田舎に通い、田舎に住んでみて、

食べ物を生産する方法を、

保存食を作る方法を、

身に着けてほしいと思っています。

 

あなた自身が食べるお米ぐらいは、

家族や仲間と一緒に、

栽培してほしいと思っています。

 

 

東日本大震災や熊本の地震でも、

多くのお米の産地が被災して、

お米の収穫量が減りました。

 

 

大きな自然災害で、

日本人にいきわたる分のお米すら、

無くなってしまう可能性があるんですよ。

 

 

どうか、食べ物を大事にしてください。

 

 

生産していない人は、

いざという時に食べるものがありません。

 

食べることは、

命をつなぐことです。

 

どんなときにも、

備えを忘れないでくださいね。

 

banner_b

この記事を書いた人

武原 夏子
武原 夏子
玉川大学農学部卒。元・日本不耕起栽培普及会理事・事務局長。不耕起移植栽培や田舎暮らしの技術や楽しみを教え、農産物の差別商品化や売上増加コンサルをしています。手作り、田舎の食や暮らしが大好き。伝統食大好き。農家のじいちゃんばあちゃん大好き。都会暮らしでは、命と精神が縮んでしまう。ずっと満員電車に乗らず、朝に出勤しない生活を望んできたら、そうなった。2017年まで田舎暮らしや農業、手作りを実践。ナチュラリストでも何でもないのに、化学物質過敏症、合成添加物過敏症、合成洗剤アレルギー、シックハウス症候群。さらには、憑依体質。自然や宇宙とのつながりについて、いつも考えています。