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中村 光信
マウンテン&ウォーターマンでありグラフィックデザイナー。 オヤジと呼ばれる歳になっても今なお自然を舞台に実践し続けているエクストリームな遊びと、 デザイナーとしての腕一本だけを武器に、好きなことで稼いで自分らしく生きていく、自称「エクストリームオヤジ」として世の迷えるオヤジ達をそそのかすような発信とゴキゲンなライフスタイルを実現する可能性をExploring!

上記写真のクレジットPhoto credit: Michael R Perry via VisualHunt.com / CC BY

こんにちは、エクストリームオヤジの中村です。前回は冬の山行の醍醐味のひとつ、雪の山中でのキャンプで一番重要なテントについて書いてみました。

冬のキャンプ、特に気温が氷点下になるような状況下でのキャンプとなると、それ以外にも欠かせない作業が色々と必要になってきます。今回はそれらについて書いてみようと思います。

 

テントの設営地は、足で雪を踏み固めるもしくは深雪であればショベルで掘って整地しなければいけません。場合によっては、雪のブロックを切り出し周囲に積み上げ、風よけを作ります。

テントの設営が終わったら、靴を脱ぐ前にまず行うことがあります。

それは、水を作るための雪集めです。

家庭でのゴミ出し用に使っているようなおおきなゴミ袋を必ず用意しておいて、その袋が一杯になるまで、周囲のきれいな雪を詰め込みます。できるだけ圧縮して詰めた方がいいです。それをテントの入口付近のフライシート内側に置いておきます。

 


下に敷くマットレスが快適さを決める


そしてザックの雪をきれいに落としてテントに放り込み、自分の衣類や靴に付着した雪もしっかり落としてから靴ごとテントに入ります。
テント地に直接では冷たいのでマットレスを敷くのですが、僕らが良く使っているのはサーマレストというメーカーの半身用のエアーマットで口で膨らまして使います。なぜ全身ではなく半身用なのかと言えば、単純にその分装備が小さく軽くなるからです。

上半身はそれを使い下半身はザックを敷きます。サーマレストのエアーマットは優れもので、もしエアー漏れがあっても中にある程度の断熱フォームが入っているので、最低限の性能は確保できる構造になっています。

 

テントに入って最初にやる事は水を作る事と、濡れた装備を乾かす事です。

バーナーに点火して入口に置いた雪袋から鍋一杯に雪を入れて溶かします。
あっという間に鍋一杯の雪は溶けてしまうので、どんどん雪を追加して鍋に八分目くらいまで水を作ったら、ポリタンクに移し替える といった作業を繰り返す訳です。

同時にテントの天井に渡した紐に干し物をぶら下げて、バーナーのカロリーを有効利用します。

 


バーナーの扱いには細心の注意を

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ガソリンバーナーはテント内では危険 イメージ

ガソリンバーナーはテント内では危険だと思う。

Photo credit: MIKI Yoshihito (´・ω・) via Visualhunt / CC BY

 

一般的には、バーナーはテント内で使用しない というのが決まりなんですが、積雪のある厳冬期のキャンプでは細心の注意を払ってテント内で使用します。

僕の印象では、ガソリンや灯油のバーナーはテント内使用はかなり危険だと思います。

僕たちはガスバーナーを使用するんですが、寒いと通常のブタン燃料だと燃料効率が著しく悪くなるので、冬期用のプロパン配合の燃料を使用しプラス、バーナーの熱をボンベに伝えて燃焼を促進するブースターも同時使用すると良いのではないかと思います。

あと、小型のランタンも持って行くととても便利ですね。出来るだけ燃料を使わないように暗めにして天井に吊るしておけば、暖房としても機能するのでかなり快適に過ごす事が出来ます。

就寝時なんですが、シュラフはコンパクトに収納できる割に暖かいダウンがお薦めです。ダウンの保温性能はフィルパワーという単位を目安にするんですが、厳冬期だと最低でも650フィルパワーは必要だと思いますね。
800あれば完璧ですが、その分重くなるので、購入時は、どのようなシチュエーションで使用する事が多いかを考えて購入しましょう。

 

テント内は結構結露するので、シュラフカバーは必須なんですが、できればゴアテックス地のものを持っていると単体でビバーク時のツェルト代わりに使う事ときなんかでも快適さが違います。

 


テント内でも全てが凍り付く世界


冬のキャンプの雰囲気は独特 テントの明かり イメージ

冬のキャンプの雰囲気は独特。

Photo credit: willmac via Visualhunt.com / CC BY-NC-ND

 

テント内の全てのものは、放っておくと寝てるうちに完全に凍り付きます
なので凍らせたくないもの、グローブや二重靴のインナーなどは、必ずシュラフの中に入れて寝ます。でないと次の日、氷の中に手足を突っ込むようなことになってしまいます。

それと結構大事なのは、

自分なりの装備の管理ルーティーンをしっかり身に付ける事です。

シュラフを畳んで袋に詰める手順だけでもしっかり決めておかないと、変に時間を食ったり、バーナーで燃やしたりトラブルの原因となりますし、他のメンバーの迷惑になることだってあります。

 

・・・という事で、冬のキャンプ、特に厳冬期の山の中でのキャンプはなかなか大変な事が多いんですけど、自己管理能力を養うにはとてもいいんじゃないかと思いますね。

それに何と言っても、その日の行動に疲れてテントになだれ込み、仲間と飯を食い、ランタンの明かりと暖かさの中でシュラフに包まって山の話に花を咲かせる・・・ そんなひとときは、本当に充実した幸せな気分にしてくれます。

あの雰囲気は冬のキャンプ独特ですね。

最近では、ウインターキャンプができるキャンプ施設もあるようなので、一度、冬のキャンプを味わってみてはいかがでしょうか。多分クセになります。

 

この記事を書いた人

中村 光信
中村 光信
マウンテン&ウォーターマンでありグラフィックデザイナー。
オヤジと呼ばれる歳になっても今なお自然を舞台に実践し続けているエクストリームな遊びと、 デザイナーとしての腕一本だけを武器に、好きなことで稼いで自分らしく生きていく、自称「エクストリームオヤジ」として世の迷えるオヤジ達をそそのかすような発信とゴキゲンなライフスタイルを実現する可能性をExploring!