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丸山 航平

丸山 航平

ワークショップデザイナー 株式会社 K.RTRuang取締役 イベント事業部事業部長 1990年生まれ、東京都出身。早稲田大学卒。 圧倒的かつわかりやすい講義で、個々の経験を活かしたワークショップをデザインするワークショップデザイナー。ワークショップという新しい学びの形、ビジネスの形を伝えていく専門家。 自身の武器でもある「プレゼンテーション」のスキルは、母校である早稲田大学のプレゼンコンテストで優勝した程の腕前。このスキルをフルに使って、ワークショップ、セミナー、 講演会を精力的に実施中。

ワークショップデザイナーの丸山です。

先日、面白そうなワークショップを見つけたので、潜入してきました。

 

今回潜入したのは、靴磨きワークショップ

なんとも未知の分野です。

でも、未知だからこそ興味も湧いてきますよね。

 

いまだ認知されていない、仕事としての靴磨き。

実は超奥が深い靴磨き。

 

しっかりレポートしていきたいと思います!

 

 

 

 


奥が深き靴磨きの世界を学ぶ


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今回のワークショップは、「靴を磨く」というシンプルなテーマ。

しかし、その世界は本当に奥が深いものです。

ワークだけでなく、靴磨きの知識や背景などもしっかりお話してくれました。

 

 

アイスブレイクの自己紹介からワークショップはスタート。

皆さんいろんな背景、いろんな理由でご参加されていましたね。

 

そしてまず、ファシリテーターである池田和弘さんから靴磨きの基礎理論や考え方を講義形式で聞く時間。

靴磨きって本当に奥が深いんですよ。

専門用語も多かったので、すごくシンプルに池田さんの考え方を伝えると、

 

靴磨きにおいてワックスは必要ない

 

靴磨き童貞の人はよくわからないと思いますが、この考え方、靴磨き業界においてはタブーなんです。

ワックスを使ってピッカピカにすることが常識らしいんですが、池田さんはこれを真っ向否定しています。

 

その理由は、靴が長持ちしなくなるから。

 

ワックスは、例えるなら化粧のようなもの。

化粧すれば綺麗になりますが、1日の終りには必ず洗い落としますよね?

じゃないとお肌ボロボロになっちゃいます。

 

ワックスを付けっぱなしにしている靴はこれと同じ現象が起きているんだとか。

本来自然に保湿すべきところを、ワックスが遮断してしまいカラッカラになり栄養がなくなっていく。

このため急激に劣化が進むそうです。だから本来ワックスをつけたら落とさないといけないらしいです。

でも、このワックスを落とすのも大変で、靴を傷めてしまうこともあるんだそう。

 

ワックスは短時間で簡単に綺麗に見せることが出来ますが、靴の寿命を考えた時にワックスを使わない選択に行きついたそうです。

 

う?ん、奥が深い靴磨きの世界。

 

じゃあどうやって磨いていったらいいの?

ってのをワーク中心に学んでいきました。

 

 

 

 


実践靴磨き


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いよいよ靴磨きを実践するワーク。

靴磨きをステップ・バイ・ステップで学んでいきました。

 


STEP1 布で汚れを拭き取る?


 

まずは湿った布で汚れを拭き取ります。

この布は綿100%のものがベストなんだそう。

着なくなったネルシャツとかでも代用可能なんだとか。

 

この作業は基礎の基礎らしいんですが、毎日のケアとしても非常に効果的なんだとか。

これを毎日行うだけで、靴磨きは月数回程度で済んでしまうそうです。

 

 


STEP2 ブラシでクリームを塗りこむ?


 

ブラシを使って栄養クリームを塗りこんでいきます。

栄養クリームとは、こちら

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またの名を乳化性クリームと言います。

主成分は「水・油・ろう」

これを塗ることで、革にとっての栄養分である水分と油分を与えてあげることができます。

これにより、革を良好な状態に保つことができるんだそうです。

 

ちなみに、クリームの色については、

黒い靴は黒いクリームが必要。それ以外の色に関しては無色のクリームが万能。補色したい場合は近い色のクリームが必要、なんだとか。

クリームひとつ取っても色々あるわけですね。

 

 

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クリームの量もこれっぽっちで十分なんだとか。

普通に使えば1瓶で1年間は持つらしい。

 

ブラシの使い方も色々あって、基本は縦方向に動かしていく。

さらに一箇所を磨き過ぎないようになるべく早い動きでまんべんなく磨いていきます。

 

 


STEP3 自らの手で磨く!?


 

仕上げは自らの手を使って磨き上げます。

といっても、素手で直磨きではなく、布を指に巻き付けて磨きます。

布を指に巻くと簡単に言いましたが、これがなかなか難しい。

きれいに磨くために、巻いた布にシワを一切付けないよう特殊な巻き方をします。

こんな感じ↓↓

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これが大変で池田さんにめちゃめちゃ教えてもらいました。

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わからないこと、出来ないことを手取り足取り教えてもらえるのもワークショップの醍醐味ですね。

そして水とクリームを付けて磨きます。

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どうっすか?

これだけでもピカピカなってきたでしょ?

ポイントは常に布を湿らせておくこと。布が乾くと、うまくクリームが伸びてくれなくてムラが出来てしまうのです。

 

ここが一番時間かけていました。

靴磨き、やってみるとわかりますが、無心になれて時間を忘れます

瞑想的な感覚を欲している方はオススメです笑

 

 

 


番外編 本来ここでワックス?


 

池田さんは普段やらないワックスがけも最後に教えてもらいました。

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やり方はクリームと同じく、基本クロスを使います。

これで少量をまんべんなく塗っていきます。

 

ポイントは押し込まず「置いていく」感覚だそう。

難しい。

 

さらに、全てに塗るのではなく、光らせるべき「つま先」と「かかと」部分のみ塗っていきます。

これも時間かかるんですねー。むらなく塗るのが難しい!

 

そして磨き終わったマイシューズがこちら!

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↑左が磨き後

 

 

 

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↑右が磨き後

 

ワックス塗るとやっぱりピカピカなりますね。

 

他の方も見せてもらいました!

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光っとります。

超綺麗です。

 

みんな磨き終わりは晴れやかな顔していましたね。

靴磨きって素晴らしい!

 

 

 

 


ファシリテーターインタビュー


 

大満足のワークショップ終了後、ファシリテーターを務めた池田さんclass_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908cにインタビューさせて頂きました。

 

靴磨きを仕事にすることにした経緯や、なぜワークショップをやっているのか?

極めてアウトローなこの仕事を語って頂きました。

個人的に生き方を考えさせられるインタビューになりました。

 

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 今日はワークショップありがとうございました。靴ピッカピカになって心も晴れやか、学びも多くて素晴らしい時間でした!

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c こちらこそご参加頂いてありがとうございます。久しぶりのワークショップだったんで口がうまく回りませんでした笑

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 いやいや色んなことを学べました。そもそもなんですが、靴磨きを仕事にしている経緯を教えてもらってもいいですか?結構特殊な仕事ですよね。

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c いろんな経緯がありましたね。驚くと思いますが、別に靴磨きが大好きだったわけじゃないんですよ笑

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 そうなんですか!? 僕は完全に趣味を追求した結果なのかと思っていました、、

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c もともと上場起業の営業マンをしていました。結構いいとこで、それなりに給料ももらっていました。ですが、先輩などを見ていると自分の成長の限界を感じてしまったんです。あと、ルーティーンワークに面白さを感じられなかった。それで27歳の時に会社を辞めて独立しました。独立した当時、色んなつながりから、靴磨き/自然農法/ゲストハウス運営という選択肢があったんです。僕はその中で一番食えないと思った靴磨きを選んだんです。

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 またなんでそんな茨の道を、、、

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c 「迷ったら一番危険なところを選びなさい。そこが一番行きたいところだから。」という岡本太郎さんの言葉を信じました。靴磨きが一番ヤバそうですもんね笑

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 確かに、お金を稼げるイメージは無いですね。。。怖くなかったんですか?

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c 死ぬわけじゃないし怖くなかったです。リスク取ってるなーって思われるかもしれなけど、僕からすると面白くもないことを続けていくほうがリスクだと思った。価値観の違いですね。決してサラリーマンを否定するわけではないですよ。

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 なるほど。僕も脱サラした身なので、そのお気持ちはよくわかります。独立してから靴磨き屋ってまず何したんですか?

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c とある有名な靴磨き職人に雇ってもらったんですが、ここが完全歩合制の仕組みだった。靴を磨けないとお給料を貰えない。でも当時の僕は全く靴が磨けない。だから無一文状態が半年続きました。週7日休み無しで靴を磨いていましたね。最後は栄養失調になりました笑

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 マジでヤバイ選択だったんですね、、、そこで師匠に習って腕を磨いていたんですか?

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c そうですね、基礎の基礎は師匠に教わりました。でも、それだけでは全然足りなかったです。今持っているスキルの大部分は独学で身に付けました。一緒にやっていた同僚と、ああでもないこうでもないと言いながらひたすら靴を磨く中で学んでいきました。その中で独自の理論を築いていった感じですね。

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 まさしく職人ですね。とはいえ、靴磨き屋って普通にやって儲かるもんなんですか?あんまりお店とか見たことありませんが、、

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c 普通にお店を構えているだけでは正直やっていけなかったですね。だから僕がしたのは営業。企業を手当たり次第回って靴磨きのニーズを探り、仕事を取ってきていました。このときビジネスをひたすら学びましたね。マーケティングからビジネスモデルまで、学ばなければいけない環境だったから嫌でも学びました。

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 職人+ビジネス知識を身につけたわけですね。なんだかうちの社長に似てるなぁ。では、このようなワークショップはなぜやっているんですか?

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c これは自分のプレゼンスキル向上のためにやっています。職人ってどうしても一人で向き合う仕事になってしまうので、たまには人前に出てアウトプットしないといけないんです。

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 なるほど。ではこのワークショップではあまり利益出ていない?

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c 完全に利益無視です。一人3000円でやってますが、会場代もらえればいいかなってレベル。

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 利益無視ですか。こちらとしてはありがたいですが、ビジネスお詳しいので収益を求めないのは結構意外ですね。

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c 収益目的では、会社の研修としてワークショップをやることが多いです。企業の靴磨きに加えて、営業マンに靴磨きを教えるワークショップをしています。ここでは法人向けの料金設定でお金頂いていますね。

 

丸山-航平_avatar_1428399605-100x100 なるほど!様々な目的でワークショップを活用されているわけですね。ビジネス的な観点でも勉強になりました。池田さん今日は本当にありがとうございました!

 

class_details_thumb_1b402799-62ac-49a2-a954-51b30cad908c こちらこそ、ありがとうございました。

 

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ワークショップの色んな形


 

今回のワークショップのテーマは靴磨き。

シンプルだけど奥深い世界を体験できました。

 

ファシリテーターの池田さんは、仕事として認知が少ない靴磨きという分野を、ワークショップという形を通して有効活用していました。

靴磨き自体の認知、そしてそれを収益化するところまで考えているあたり流石だなと感じました。

 

自分の趣味や特技を広めることも、そこから収益化することも、ワークショップなら可能になります。

今回のワークショップでは、それがもろに伝わったのではないかなと思います。

 

この記事を読んで、

 

・自分の趣味特技を活かした仕事をしたい

・週末だけの活動で安定的な収入を得たい

・場所を問わず仕事をしたい

・人や社会に感謝されてお金を得たい

 

こんな思いを持った人は、ぜひ僕のメールマガジンを読んで見てください。

普段やっているワークショップコンサルをメール講座という形に落とし込みました。


 

ワークショップを通して、あなただけの生き方、探していきましょう。

 

それでは。

この記事を書いた人

丸山 航平
丸山 航平
ワークショップデザイナー
株式会社 K.RTRuang取締役 イベント事業部事業部長

1990年生まれ、東京都出身。早稲田大学卒。
圧倒的かつわかりやすい講義で、個々の経験を活かしたワークショップをデザインするワークショップデザイナー。ワークショップという新しい学びの形、ビジネスの形を伝えていく専門家。
自身の武器でもある「プレゼンテーション」のスキルは、母校である早稲田大学のプレゼンコンテストで優勝した程の腕前。このスキルをフルに使って、ワークショップ、セミナー、 講演会を精力的に実施中。