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武原 夏子
玉川大学農学部卒。元・日本不耕起栽培普及会理事・事務局長。不耕起移植栽培や田舎暮らしの楽しみを教えています。農産物の差別商品化や売上増加コンサルをしています。手作り、田舎の食や暮らしが大好き。伝統食大好き。農家のじいちゃん大好き。都会暮らしでは、命と精神が縮んでしまう。ずっと満員電車に乗らず、朝に出勤しない生活を望んできたら、そうなった。ナチュラリストでも何でもないのに、化学物質過敏症、合成添加物過敏症、合成洗剤アレルギー、シックハウス症候群。さらには、憑依体質。宇宙とのつながりについて、いつも考えています。

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食べられる野草はたくさんある


 

 

私の一番の春の楽しみは、

野草料理です。

 

春の野草って聞くと、

山菜を頭に思い浮かべる人が、

多いと思うんですよね。

 

もちろん昔から、

伝統的に食べられてきた、

良く知られた山野草もありますね。

 

フキノトウ、タラの芽、ノビル、

ワラビ、ぜんまい、セリ・・・など、

 

美味しく食べられる、

春の恵みですよね。

 

 

でもね、身近な春の野草や芽には、

食べられるものがたくさんあるんですよ。

 

つくし、スギナ、よもぎ、フキ、ツワブキ、

ユキノシタ、クズの蔓、アケビの蔓、

桑の葉、柿の葉、お茶の葉、

カラスノエンドウ、ノカンゾウ、

クローバー、タンポポ、

ナズナ、タネツケバナ・・・

 

えっ~~??

 

こうやって上げていくと、

 

ホントに??

これって、食べられるの?

 

と思うかもしれません。

 

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食べられる花もいろいろある


 

お花も食べられます。

 

ツツジ、ニセアカシア、タンポポ、スミレ、

クローバー、アカツメクサ、ボケ、サクラ・・・。

 

季節は違いますが、

キンモクセイとか、

バラの花も食べられます。

 

 

どの野草、植物が、

何の種なのかを知っていると、

食べられる理由がわかるんですよ。

 

例えば、

カラスノエンドウ、クズ、クローバー、

アカツメクサ、ニセアカシア・・・

 

これって、みんな

マメ科の植物なんですよ。

 

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なるほど~って、思う人もいますよね。

 

バラ、ボケ、サクラ・・・

というと、すべてバラ科です。

 

日本の果物の多くが、バラ科ですよ。

 

イチゴ、サクランボ、リンゴ、

モモ、ウメ、ビワ・・・

 

 

でもね、注意して下さい。

 

スミレの仲間やバラの仲間でも、

食べられないものが、ありますからね。

 

パンジーは食べたらいけません。

 

 


春の野草は陰性が強い


 

野原や小山(この辺りでは台の上と言います)、

畑で、田んぼの周りで、

春の野草を摘むんです。

 

春の野草といっても、

早春の2月ごろから5月初めぐらいまで。

 

5月まで、毎週のように、

食べられる野草の種類が変遷します。

 

野草摘みの様子を動画にしました。

 

春の野草は、陰陽でいうと、

陰性が強いものが多いんです。

 

だから、

食べないほうがいいんじゃない?と

思う人もいるかもしれませんね。

 

ところが、春の野草の新芽は、

太陽や宇宙のエネルギーを

受け取りながら、

ものすごい勢いで生長しています。

 

野草の新芽は、

まさに、エネルギーを吸い取った状態の

生命力のある細胞の塊です。

 

そのエネルギーや生命力を

美味しくいただけるのが、

春の野草料理なんです。

 

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陰性が強くても、

料理方法によって、

陰性の強さは変化します。

 

食べ合わせによっても、

食事全体で、陰陽が整えられます。

 

また、春の野草でも、

上に伸びていくものには、

陰性が強いものが多いです。

 

一方、春の野草でも、横に這うものは、

陰性が、それほど強くないこともあります。

 

陰性が弱い物の中には、

生で食べられるものもあるんです。

 


春の野草のアクが強くて苦いわけ


 

陰性が強いというと、ピンとこない人も、

苦みやアクが強い食べ物というと

わかりやすいでしょうか。

 

春の食べ物で、アクが強い物は、

たいてい、料理をする前に、

あく抜きをするんですよ。

 

春の野草には、なぜアクが強いのか?

 

それは、せっかく芽を吹いて、

これから大きくなっていく矢先に、

鳥や野山の動物に、大事な生長点を

食べられてしまわないためなんです。

 

鳥や動物も、春は子育てや子育て準備で、

食べ物を探し回っていますからね。

 

生命の維持、種の存続の手段として、

新芽にアクが備わっているんです。

 

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それだけではありません。

 

アクは、春の野草が、

急速に生長するためにあるんですよ。

 


アクを食べて体に良いのかどうか?


 

春の野草のアクは、

身体に良いのかどうか・・・。

 

もちろん、

強いアクは、体に良くはありません。

 

しかし、下ごしらえで程よくアク抜きすると、

必ずしも、人の体に悪いとは限りません。

 

 

春の野草のアクの成分の多くは、

ポリフェノール類なんです。

 

シダの仲間のワラビやゼンマイのアク、

野菜のエグ味のもととなるアクと、

春の多くの野草のアクは、成分が違います。

 

確かに、濃度の高い強いアクは、

食べた時に美味しくないですし、

体に良くないと感じると思います。

 

そもそも、「美味しくない」と感じるのは、

人の体の防衛本能ですからね。

 

アクの語源は「悪」「飽く」で、

「灰汁」になったともいわれています。

 

語源はさておき、

日本の食は本当に豊かで、

いろいろなものを、

食べられるようにする工夫が、

伝統的にたくさん発見されて、

行われてきました。

 

昔から山菜を下ごしらえするのに、

いろいろなアク抜きの方法があったんです。

 

それは、アクを程よく取り去り、

程よい苦み、春の味を

残すための方法です。

 

今は、強いアクなら、重曹を使って、

簡単に取り除くこともできますね。

 

 

でも、アク抜きまでして、

苦い山菜をなぜ食べてきたんでしょうか。

 

昔から山菜をよく食べるのは

東北地方や、標高が高い地域です。

 

昔は、春が遅くて、

春が来てもすぐに、野菜の栽培を

はじめられないような地域だった・・・。

 

春先に緑のものが欲しかった。

 

 

そう考えてもらうと、

わかりやすいかもしれませんね。

 

 

それにしても、アク抜きはするけれど、

完全には取り除かずに、

苦みという食味を楽しむって、

すごいと思いませんか。

 

日本には、四季があります。

 

大部分の日本の地域では、

四季がはっきりしていますよね。

 

ですから日本では、

春にかけて、

多くの人の体質や体細胞が変化します。

 

冬の間、寒いから縮こまって、

あまり動かずに、

体を温かく保とうとしていると、

細胞が緩んで、活動が鈍くなるんです。

 

その、鈍くなった活動を高め、

緩んだ細胞を活動的にする働きが、

アクの成分にあるんです。

 

 

アクというと、

「苦い」イメージがありますよね。

 

苦い物って、唾液の分泌を促し、

胃腸の働きを活発にするんですよ。

 

膵臓の働きを活発にする場合もあります。

 

つまり、消化器官を元気にするわけです。

 

 

ポリフェノールは、

植物の細胞の生長、活性化、分裂させる、

ホルモンのような働きをしています。

 

ポリフェノールそのものは、

植物色素の種類なんです。

 

赤ワインには、

ポリフェノールが多いなんて、

聞いたことがありませんか。

 

ポリフェノール類には、

抗酸化作用があることが知られています。

 

赤ワインもそうですが、

コーヒーのポリフェノールが良いという話を

聞いたことがあるかもしれませんね。

 

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一概にどの人にも、

当てはまることではないですが、

春の野草のアクも、

少量なら体に良いわけです。

 

下ごしらえで、

アク抜きをしっかりするもの、

少しすればよい物、

調理の過程で、

少なくなるものなどがあります。

 


エネルギーいっぱいの野草の食べ方 お薦めはてんぷら


 

なぜ、春の野草の新芽が、

エネルギーが高いのか・・・。

 

それは、

細胞の生長や分裂が促進されていて、

すごいスピードで生長するからです。

 

まさに、宇宙のエネルギーや、

太陽のエネルギーを求めて、

一心に前に進んでいる感じがしませんか。

 

 

春の野草は、本当に美味しいんです。

 

一番のお勧めは、てんぷらです。

 

摘んできた野草を

水で、丁寧に洗います。

 

ざるで水切りし、

キッチンペーパーで水気を取り、

油で揚げながら、みんなで食べるんです。

 

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揚げたての野草の美味しいこと。

 

以前は、毎年5月にイベントを行い、

野草のてんぷらを出していました。

 

大人は目を丸くし、感動し、

子どもたちも、面白がりながら、

本当にたくさん食べていました。

 

大人がついて、教えながら、

子どもたちも自分でてんぷらを揚げて、

たくさん食べていました。

 

もちろん、おにぎりも。

 

子どもたちの食べるおにぎりの量って、

半端じゃなく多かったですよ。

 

春は、子どもたちもまた、

エネルギーに満ちているんですよね。

 

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今でも、毎年、我が家では、

春のごちそうは野草のてんぷらです。

 

お客様を招いて・・・。

 

畑を体験しに来た方と・・・。

 

 

てんぷらなんて、油をいっぱい使うし、

汚れるし、片付けが大変だから嫌、

をいう人は多いと思います。

 

でもね、自然の恵みに、手をかけて、

本当に旬で、美味しい物をいただける、

とっても、幸せな食卓をみんなで囲めるんです。

 

他には、おひたし、お味噌汁、

卵とじ、つくだ煮、味噌漬け・・・

 

保存食が作れるのも、いいんですよ。

 

塩漬け、味噌漬けにしておくと、

野草でも、陽性の食品になるんです。

 

タンポポの葉などは、生でもいただけます。

 

韓国では、よく食べるんだそうですね。

 

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野草を食べるって、

味を楽しむだけではないんです。

 

一緒に摘む楽しみ、春の陽気を楽しみ・・・。

作る楽しみ、愛でる楽しみ、

美味しい楽しさ、感動する楽しさ、

集う楽しさ・・・。

 

本当に、

たくさんの楽しみをいただけるんです。

 

エネルギーいっぱいの命をいただくんです。

 


野草摘み、野草料理をする時に注意すること


 

野草摘みや野草料理をする場合に、

いくつかの注意点があります。

 

だから、素人が知識もなく、

真似をしないでくださいね。

 

都会の道端、公園、河川敷などでは、

野草を摘んで食べないでください。

 

犬や猫、タヌキの糞尿に触れ、

寄生虫に感染する場合があります。

 

北海道、本州以西でも淡水池の近くなど、

注意が必要です。

 

地域によって、どんな危険があるか、

あるいは、

採取方法や下ごしらえを知らずに、

採取して食べないでください。

 

同じ野草でも、食べて良い時期が異なり、

食べないほうが良い時期もあります。

 

似たような形でも、同じ種でも、

食べられない野草もあります。

 

田舎でも、汚染がない場所かどうか、

その土地に詳しくないとわかりません。

 

時期や場所、その近くの農作業の関係で、

食べてよいかどうかの判断も異なります。

 

田舎には危険な場所もありますので、

知らない土地には、入らないでください。

(古いため池、水路、マムシなど)

 

たとえ草むらのように見える荒れた畑でも、

ほとんどが、

あなたの知らない人の私有地です。

 

無断で入らないでくださいね。

 

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野草には摘み方があります。

 

摘みかたを知らない人は、

そこの野草が、

枯れたり無くなってしまうような、

根こそぎ、芽の根元ごとの取り方をします。

 

芽の元、根っこから引っこ抜いて、

全部持って行ってしまいます。

 

そうなると、その場所には、

次の年から野草が生えなくなります。

 

野草の生息を根絶やしにするような、

採り方はやめましょう。

 

自然の恵みに感謝して、

この恵みが、いつまでも、

未来に残していけるように。

 

春の息吹を感じながら、

野草料理を楽しみましょうね。

 

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武原 夏子
武原 夏子
玉川大学農学部卒。元・日本不耕起栽培普及会理事・事務局長。不耕起移植栽培や田舎暮らしの楽しみを教えています。農産物の差別商品化や売上増加コンサルをしています。手作り、田舎の食や暮らしが大好き。伝統食大好き。農家のじいちゃん大好き。都会暮らしでは、命と精神が縮んでしまう。ずっと満員電車に乗らず、朝に出勤しない生活を望んできたら、そうなった。ナチュラリストでも何でもないのに、化学物質過敏症、合成添加物過敏症、合成洗剤アレルギー、シックハウス症候群。さらには、憑依体質。宇宙とのつながりについて、いつも考えています。