The following two tabs change content below.

緒川 奈央

なんで??が大好物の、頭でっかちへりくつ人間です。そこで競ったら、2歳児にも負けない。 彼らの神聖なる感性からは出てこない、世俗にまみれた大人が納得できる答えを、日々、模索中。そして仮説を立てて実験中です。

『「量子論」を楽しむ本』を読んでいます。

http://charisma.media/think/24045.html

私の知りたかったのは、量子力学じゃなくて量子論だった~!という衝撃を受けつつ。

昨日まで「勉強??何それw」って言ってた落ちこぼれ高校生が人生で初めて雷に打たれて「絶対、大学行ってやる!!!!!」って意気込んで、これ以上ないくらいの気合いで山ほど参考書買い込んで読み始めた一日目の気持ちが痛いほど、よくわかりました。
もしくは、俺の人生、こんなもんだろうなと思っていたのに、ある日、ひょんなことから見たサイトのページでインターネットビジネスとかいうものがあることを知り、決死の覚悟で教材を買って開いてみたらよくわからない言葉の羅列で、あぁ、俺にはやっぱり無理なんだ・・・って思って開いただけで終わる人の気持ちもよくわかりました。
日本語だということはわかる。
っていう、本当にそのレベルでした。
何回も読み直した。
でも、よくわからないながらも、興味がなくなることはなかったし、勉強しようと思い始めたことで気づいたことも何点かありました。

ですので、今日はその「何点か」についての話。


小西さんが言ってたことは本当だった。


小西さんがよく話してくださる、情報の受け取り方についてのお話が改めて本当だなと実感できました。

情報は3回以上聞け、3回以上見ろと、いつも言ってる。
いろんなところで言ってる。

脳の仕組み上、最初に聞いただけでは自分の知っていることしか理解できない、人間は、完全に新しいことは学べないんだそうです。

1回目は、もともと自分が知っていた情報を拾う程度しかできなくて、2回目、3回目と何度も見たり聞いたりしているうちに、自分の知っていることと繋がっていきながら、新しいことを覚えていくらしい。

確かに、何回も聞いていると、同じ動画、同じ音声でも毎回、引っかかるところが違うし、理解もどんどん深くなっていって、あるとき、「あ、そうか!!」っていう瞬間が来る。
それを知っているから、何回も見たり聞いたりはしていたけれど

今回、今までの自分が知っていることとの共通点があまりない分野の本を読んだせいか、「1回目は自分の既に知っていることしか拾えない」ということが、実感できました。

すっと入っていかないもどかしさは感じながらも、2回目、3回目と何度も読めば、今よりわかることが増えるのかな、そうなったら、どんな感覚になるのかなぁと、今からそれが楽しみで仕方ないです。

もし、ですが、これを読んでくださってる方の中に、最初に書いたような、教材買ったけど、開けて全くわからなくてやらなくなっちゃったっていう経験をした方がいたら

どうか、最低でも3回は読んでみて欲しいです。
できれば3回と言わず何回でも何回でも読んで、聞いて、やってみてほしいです。

人間て、学習能力、すごいんですよ。
新しいことを習得する力は誰にでもあります。

やっぱり、情報は何度でも聞くなり見るなり、身体に入れることが大事だなって思いました。小西さんやっぱりすごい。


科学にも歴史にも数学にも、人間がいる。



学校では、原子や分子の仕組みを教えてもらったはずなんですが、全く興味が持てなくて、聞いたことはあるけどなんだっけ?くらいの認識です。

でも、この本では、それ以前の物理でどんな流れがあって量子っていうものが出てきたのかっていう話からしてくれました。
その中で、科学の研究をしている人たちが、どんな考えを持ち、どんな議論をしていたか、そこにどんな矛盾があって、どんな仮説を立てて、どう証明しようとしていったかなどが書かれていました。

言うまでもなく、量子論っていうのが最初からあった訳ではなくて、たくさんの人たちが、あーでもない、こーでもないと考え、議論し、失敗も重ねながら研究してきたんですよね。

ある仮説を思いついて、今まで、どうしてもどう考えても辻褄が合わなかったことが、これなら成立する!!と思えたときの気持ちを想像すると、ちょっと心が躍る訳ですよ。うわ!って、キターーー!!って、なるだろうなぁと思って。
そんなことを想像しながら読んでいると、理科の時間に、当たり前のことのように、さらーっと説明された原子の仕組みとかも、ラザフォードさんが人生を賭けて辿り着いた、ひとつの美しい答えに見える訳です。うん、美しいなって思います。

ちなみに、ラザフォードさんという方は、原子の内部構造を、原子の周りを電子がぐるぐる回ってるんじゃないかって考えた人。

その前は、トムソンさんが、大きい原子の中に、ちっちゃい電子が埋まってるのを想像してたんですって。ぷっちょみたいに。豆大福みたいに?スイカの種があるみたいに。スイカっていう原子の中に種みたいに分子がある感じ。『「量子論」を楽しむ本』は、スイカの種の例を挙げてくれたんですが、図解が多くはないのに例えがうまくてすごくわかりやすかったです。話は逸れましたが。

トムソンさんが考えたスイカみたいな原子モデルは、結果としては間違っていたけれども、トムソンさんはトムソンさんの研究と思考、イメージで、自分はこう思う!っていう仮説を立てた。何か月も、何年もかけて。
私には、どちらも美しく見えました。陸上選手が世界一を目指して、日々、厳しいトレーニングを重ねて、たった10秒に全てを賭けるのと同じように。
この人たちも、原子の構造モデルも美しいなと思いました。

ちなみに、ラザフォードさんの原子の構造モデルは、太陽の周りを惑星が廻っているように見えます。
宇宙から最も遠いはずの最小限の世界に、宇宙と同じ構造があるっておもしろくないですか??

歴史も数学も多分同じように、そこに時間と情熱をかけてきた人たちがいるはずで、そこを学べたら、勉強がおもしろくない訳がないよなぁって思います。

何年に誰が天下を取ったかだけを覚えても意味なくて、この日本をどういう国にしたくて、どこを変えたくて、どんな思いをして、どんな困難を乗り越えて天下を取ろうとしたのか、なぜ、この人が成功し、この人が成功できなかったのか、感情移入しながら学んでいれば、暗記とか要らないよね?って思う。
歴史は漫画と映画だけで学べないものだろうか・・・。

どんなに難しく思えることも、そこに生きた人間のストーリーを知ることで、興味が持てたら楽しく学べるなぁと実感しています。


最初はイメージ。



当たり前なのかも知れないんですが・・・改めて、あぁ、そうだよなぁって思ったんですが
科学って、ときには今の常識を超えた仮定から始まるんですね。
・・・当たり前じゃんって思いますよね・・・・。でも、なんか。
最初はみんな、常識を超えるところから始まるんだなって思って。

今の物理ではこれが当たり前だと思われてるけど、こんな仮定をすれば、今、解明されていない部分が説明できる、っていうところから始まるんですね。

「いや、ないないない!」って否定されたりするんだろうなーと思って。常識ではありえないから!って。
でも、そこを超えないことには新しい世界は見えないんだなと。

最初に宇宙に行きたい!って言った人も
海の向こうに行きたい!って言った人も
電波で絵を送りたい!って言った人も
電話を持ち歩きたい!って言った人も
お湯を入れるだけで食べられるラーメン作りたい!って言った人も

みんな最初は「バカじゃないの?」って言われたんだろうな、どこの世界でも一緒なんだなって。
そして、その実験においても、電子があまりにちっちゃいから、思考でしか実験できない部分もあって
物理っていうと、どうしても物質の運動のエネルギーが云々っていうイメージしかなかったからもっと「目に見える」感覚があったのに、だいぶ違ったんだなって思いました。

プランクという、エネルギー量子化説っていうのを初めて言った人が16歳の時、自分の進路について知り合いの大学教授にアドバイスを貰いに行った際に、「物理学に今後新たな発見はない」って断言されたそうです。そのくらい、19世紀末には、物理学はほぼ完成したと考えられていたそうで。

それで「そうっすかー、じゃ、別なとこいきまっす!」ってならないでくれてよかったー!
16歳のプランク君、素晴らしい。

自分がこれ!と思ったことを極め、常識を超える人が、いつでも世界を切り拓くんだなと。

それとは全くスケールが違うんだけど
この本を持っていたら、知人に「なんの本?」と聞かれて、
今、量子論っていうのに興味があって、これこれこんな経験をして・・・って話した瞬間の「はぁ?」っていう半分かそれ以上にバカにした薄笑い・・・。
言わなきゃよかった。本当に。

自分の理解の範疇を超えたら「あり得ない」って、いや、たくさんの科学者が研究してるんだけど?って。
本も数えきれないほど出てるけど?って。

見えないから「ない」
理解できないから「あり得ない」っていうのは、自分の世界を小さくしてしまうなって実感しました。

笑っちゃうくらい新しいことにいっぱい触れて
自分の理解していること、持てているイメージがどれだけ小さいかを思い知って
世界が拡がり続ける人生がいいな。

この記事を書いた人

緒川 奈央
なんで??が大好物の、頭でっかちへりくつ人間です。そこで競ったら、2歳児にも負けない。 彼らの神聖なる感性からは出てこない、世俗にまみれた大人が納得できる答えを、日々、模索中。そして仮説を立てて実験中です。