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藤林 イザヤ

藤林 イザヤ

「一日一生」を旨として、未来創造に人生を賭ける異色のビジネスアントレプレナー。牧師という公共の仕事に携わりながら、実業の舞台でも、様々な事業を手がけている。個々の個性や特技を生かした形でマネタイズするプロデュース業も行い、安部首相が打ち出した『一億総活躍社会』の具現化を、現場において推進している。

子育てに対する意識改革……事業としての視点



子育てって、大変?


子育てって、大変……

一般的によくいわれる言葉です。

私も、

「その通り!!」

と心から同意します。

子育ては、簡単だとか、楽(らく)だとか、いう論調の子育て論には、

私は同意できません。

大変なものです。

時間がかかります。

今日教えて、明日できる……なんてものではありませんよね。

今日教えて、明日も教える。そして、明後日も……同じ繰り返しをする……

こうやって、人は育っていくのですね。

促成栽培のような子育て方法は、ありません。

根気がいります。粘りがいります。

元気がいります。継続する力が必要です。

勇気がいります。大丈夫、きっと育つと信じることが大事です。

こうして考えると、結構タフだなと、思うのです。

でも、です。

それでも、です。

子育ては面白いし、やり甲斐があるし、楽しいものです。

これが、私の結論です。

楽(らく)だ、とは言いません。

小さい頃には、小さいなりに……手がかかります。手間が必要です。

なので、相当な労力をつぎ込まなければなりません。

でも、大きくなって、中学、高校になると、

クラブ活動で、運動部に入ることなんかになりましたら、

それは、それは、お金がかかります。

朝練があったりすると、5時過ぎから起きて、弁当を作ります。

簡単ではありません。楽(らく)ではありません。

それであっても、です。

子育ては、価値がある、大切なものだ、ということは、変わりません。

今回のコラムでは、そんな思いを、シェアできたら、と思います。


子育てはタダ……ではない!!


現代の社会では、共働きの方が増えてきました。

もちろん、専業主婦の方もおられます。

でも、お母さんがお仕事をなさりながら、子育てをするということは、

今では日常的なことです。

お母さんがお仕事をなさっている場合は、基本的に日中は、保育園に託児することになります。

もちろん、保育園に入園するにもお金がかかりますね。

しかし、ここには、年間6200億円(2,015年度予算)が投入されています。

ということは、ご本人はもちろんのこと、

税金からの費用も、相当な金額になっているのですね。

少し金額は減りますが、幼稚園事業にも、670億円が拠出されています。

つまり、現実のこととして、国家あげて、子育てを「事業」として動かしているのです。

簡単に言えば、

子育てにはお金がかかっている

ということになります。

すると、子どもが生まれたから、何とか育てないと……ということで、

新米パパとママは必死になっていくのですが、

そこに、1つの視点として、

子育ては事業!

という自覚を持つことは、大変有意義なことです。

新米パパとママは、ボランティアをしている感覚が強いからです。

もちろん、生物として、自分の命の連鎖を支えていくということは、

ある面、本能的な要素があるでしょう。

しかし、人間が子育てをしていく営みは、相当高度な内容を含みます。

学問、教養、自立するための実力醸成……といった、多種多様なスキルを、

子どもに習得させてやることが、必要だからです。

すると、もう、本能的な要素だけでは、対応仕切れないのです。

現実的なこととして、事業、という自覚を持つなら、

やり甲斐や、人生を投入していく営みとして、

より高い、モティべーションを維持することができるのです。

子育ては、タダではない!というのは、

単純に、経費がかかるというだけではありません。

もっと、親として成人した人間が、主体的に取り組んで行くべき方向性がある、

ということなのです。

それが、子育てを事業、と捉えることなのです。


どんな事業なのか……??そのドメイン、領域は……??


事業には、色々なドメイン、領域、対象となるターゲットがありますね。

子育ては、どういったドメインで捕らえたら良いのでしょうか?

ターゲットは、自分の子ども、ということになります。

でも、そのターゲットを、どう取り扱うのか。

ここに、ドメイン設定として、明確にしておかなければならない、方向性があります。

私が、4人の子どもを育てあげ、8人の里子を育成し、

大学時代から続けてきた、キリスト教による情操教育に

30年以上にわたって従事してきた結果、

得た結論は、これです!!!

子育てのドメインは、未来創造にあるということです。

事業領域は、現実の子育てのノウハウや教育提供に置いていないのです。

もっとも効果的で、実際的なドメイン設定は、未来創造です。

もちろん、日常における子どもとの関わり方、言葉のかけ方、躾け方、

早期に英語を習わせるかどうか、といった、教育の提供なども、

重要なことであるのは、間違いありません。

なので、実際的に、私も、そういった目先のことにも、従事しています。

しかしながら、こういったことは、もっとも大枠において、

未来創造という、

豊かで、幅広いスケール、つまり、物差しを持って見ていく時に、

適正な選択をしていくことができるのです。

未来創造、という枠組みを抜きにしていると、

本質からズレた養育に、堕ちてしまうことになるのです。

子育ての中で、疲労します。

もう、嫌だ、逃げ出したい、という思いに駆られることも、1度や2度ではありませんよね。

この子がいるから、私は何にもできないのだ……恨めしい……

この子がいなければ、私はもっと、色々なことができるのに……

なんだか、子育てをしているから、自分の未来が開けていかないように、思っていないですか?

これは、子育てのドメインが、あまりに日常生活の営み、という領域に設定されているから、

引き起こされてくる葛藤であり、悩みなのです。

ですから、子育てのドメインは、未来創造に置くことが、極めて重要なことなのです。


揺りかごを揺らす手が世界を治める


表題は、原文では次のようになっています。

“The hand that rocks the cradle rules the world.”

お母さんは、寝かしつけようとして、揺りかごをゆらゆらと、揺らしているでしょう。

でも、その子が、将来どんなに大きな仕事をやってのけるか、分からないのです!

そんな意味でしょう。

そうなんですよね。

揺りかごを見つめていますと、赤ちゃんしか目に入らないのです。

すやすや眠ってくれたら良いけれど……

夜泣き、かんむしと、なると……どうでしょう!!

イライラ、ムカムカしてきましてね、もう、いい加減に泣き止んでよ!!と、

叫び出したくなる衝動に駆られますね……

私も、子どもが生まれてしばらくの時でした。

まだ、本当に新米パパでしたから、かなり、いきり立ってしまったのです。

そして、余りに激しく泣き喚いている……と見えましたが、実際は泣いている……です。

そこで、思わず、地面にこの子をたたきつけたら……直ぐ泣き止むよな……なんて思いが、

心の中を過ぎったのも、事実です。

もちろん、そんなことは、一瞬のことです。

とはいえ、そんな衝動が突き上げてくるのは、現実のことですよね。

これを、旦那がチャンと聞いてくれたら良いのですが……オレも疲れているとかなんとかで、

そのまま、ムニャムニャ眠られた暁には……この思い、どうしてくれようか!!!

と、たまらない気持ちになることもあるでしょう。

そんな時に、大切なのは、気持ちを話せる、

気の置けない仲間

を持つことですね。

話すのは、気持ちなので、ノウハウではありません。

こうしたら良い、ああしたら……というのは、最初ではないのです。

最初は、自分の気持ちを分かち合うことができるかどうかが、大事なのです。

子育ては、事業だと申しました。

すると、単純に、お乳をやっていれば、それでいいのか、というとそうではありません。

授乳1つとってみても、その時に、どんな思いで見つめるのか。

どんな未来を見つめながら、揺りかごを動かすのか。

ここには、気ままにやっていては、対応できないものがあるのです。

それでも……です。

どんな行為であっても、まずは、気持ちがどうか?ということが、大きく結果を左右します。

その意味で、自分の感情を丁寧にはき出す場を持つことは、

子育てを事業として方向付けていくための、インフラ、基盤となるのです。

日本の未来は、自分1人で創造していくものではないからです。

そこには、社会を抜きにしては語れない要素が、たくさんあるのですね。

では、次回は、事業としての具体的なプランについて、お話ししたいと思います。

最後までお読み下さいまして、ありがとうございます。

この記事を書いた人

藤林 イザヤ
藤林 イザヤ
「一日一生」を旨として、未来創造に人生を賭ける異色のビジネスアントレプレナー。牧師という公共の仕事に携わりながら、実業の舞台でも、様々な事業を手がけている。個々の個性や特技を生かした形でマネタイズするプロデュース業も行い、安部首相が打ち出した『一億総活躍社会』の具現化を、現場において推進している。