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野田 長世

野田 長世

1972年生まれ。元看護師。現在はフリーランスとしてサイト・メルマガアフィリに取り組み、指導実績あり。 ECCジュニア教室運営者・講師。 企業向けのコンサル・集客プロモーションも手がける。 「愛」をテーマに、教育・文化・行動心理学・マーケティングについて語る。


賢い、「看護師の対応」って?!


入院生活って、つらいものです。

自宅から離れ、患者さんは病院で

さまざまな不自由を感じながら

入院生活を送っています。

でも、看護師さんが面白くて優しかったら

あなたの入院生活はバラ色ではありませんか。

今回は10年以上の臨床経験がある

元看護師の野田が、賢い看護師の対応について

お伝えします。

看護師の対応

看護師の対応で、患者さんの入院生活は天国にも地獄にもなります。

この話は、私が看護師として

内科病棟に勤務していた頃の話。

重症の糖尿病患者さんが入院していました。

食事制限があり、運動療法をしながら

インシュリンの注射もしています。

入院した本人は、

今までの自分の生活態度を反省し

これから頑張って病気と向き合って

治療しようと覚悟を決めた

矢先の出来事でした。

いつも面会に来る患者さんの家族は、

病気の治療や日常生活で

気をつけることをちゃんと知っています。

 

だから、病院で出る食事の他は

食べ物を持ってきてはいけない

ということも知っています。

でも、ある日曜日の午後。

患者さんのベッドサイドに来た私は

饅頭が箱ごと置いてあるのを

見つけてしまったのです。


こんなとき、普通の看護師の対応は?


怒っている看護師

こんなとき、普通の看護師は怒る?!

大抵の看護師の場合は、

「あなたは自分の病気が

解っているんですか?!」

と、患者さんを叱るでしょう。

「残念だけど、今は食べてはいけません。」

と言って、饅頭を箱ごと取り上げるでしょう。

実際に、臨床で働いている頃は

そんなことは日常茶飯事でした。

中には

 

「また、お菓子を持っていたのよ!

しょうがない人ね。」

 

と言いながら、まるで戦利品のように

取り上げたお菓子をナースステーションで

見せびらかす看護師や介護士がいました。

でも、そんなことをしていたら

患者さんはどんな気持ちになるでしょうか。

悲しい気持ちになりますよね。

だって、患者さんにだって事情があるはずです。

 


患者さんの気持ちと、状況を考える


看護師の対応

看護師の対応は、患者さんをホッとさせます。

その日患者さんの所には、

久しぶりに友人が面会に来ていました。

病気で入院していると聞いて、

遠方からわざわざ訪ねてきたのです。

久しぶりに会うし、

挨拶とお見舞いをかねてお土産に

デパートで有名店の饅頭を

買って患者さんに渡したのです。

友人は、患者さんが

甘い物に目がない事を知っていました。

 

病気の原因が食生活をはじめとする

生活習慣であることは知らなかったのです。

患者さんは友人から土産を受け取り、

友人が帰った後包みをあけてみました。

そしたら、有名店の饅頭だったのです。

 

患者さんは、その饅頭を知っていたし

大好物だったけれども

今は治療中で好きなように

食べてはいけないということを

ちゃんと知っていました。

  • 家の人が来たら持って帰ってもらおうか。
  • 1個くらい、味見してもいいだろうか。
  • 看護師さんに相談したほうがいいのだろうか。

様々な思いをめぐらせて、

患者さんは考えている途中だったかもしれません。

悩んでいる間に看護師さんが来て

 

「あなた、自分の病気が

解っているんですか?」

 

と、叱られてお土産の饅頭を

取り上げられたら、

患者さんはどんな気持ちになりますか。

頭ごなしに決め付けられて、

相談しようと思っていたことを遮断され、

挙句の果てには

 

「だからあなたはダメなのよ。」

 

と、人格まで否定されることになります。

そんな風に言われたら、

患者さんは悲しい気持ちで一杯になりますよね。


天才看護師の対応は?!


天才看護師ならこうする!

天才看護師なら、こうする!!

私がもし、患者さんが

好ましくない物を病院で持っていた場合

絶対に頭ごなしに怒ったり、

取り上げたりしません。

じゃあ、どうするのか?!

褒めます。

 

「すごーい、これメチャメチャ

有名なお店のお菓子ですよね!」

 

「デパートで、行列ができるやつだし、

限定だから中々買えないじゃないですか。」

 

「テレビでやっていましたよ!

すごい~、私食べたこと無いです!」

 

散々、そのお菓子を褒めるのです。

この時、目をキラキラさせながら

ワクワク感タップリに褒めるのがコツ。

すると、大抵の患者さんは

 

「看護師さん、あげるよ。

持っていってw」

 

と、箱ごと私に渡してくれます 笑

 

うん、今日も私の勝ち!w

 

怒って取り上げなくても、

患者さんは自分の意思で菓子折りを渡してくれます。

 

その後、医師に相談して

 

1個だけ、食後に食べてもいいかどうか。

1個ずつなら、食べてもいいかどうか。

食べてはいけない場合

は家族に持っていってもらう。

 

このように、患者さんに悲しい思いを

させなくてもいい対応ができます。

ちなみにですが、

10年以上の臨床経験の中で

この方法を試して、失敗したことはありません。

 

大事なことは、相手の立場や

気持ちを考えて対応するということです。

入院生活は、制限が多く

辛いことも多いものです。

でも、その中で毎日1つでもふたつでも

患者さんにとって面白い、

楽しいことがあったらいいなあと思います。

この記事を書いた人

野田 長世
野田 長世
1972年生まれ。元看護師。現在はフリーランスとしてサイト・メルマガアフィリに取り組み、指導実績あり。 ECCジュニア教室運営者・講師。 企業向けのコンサル・集客プロモーションも手がける。 「愛」をテーマに、教育・文化・行動心理学・マーケティングについて語る。