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武原 夏子
玉川大学農学部卒。元・日本不耕起栽培普及会理事・事務局長。不耕起移植栽培や田舎暮らしの技術や楽しみを教え、農産物の差別商品化や売上増加コンサルをしています。手作り、田舎の食や暮らしが大好き。伝統食大好き。農家のじいちゃんばあちゃん大好き。都会暮らしでは、命と精神が縮んでしまう。ずっと満員電車に乗らず、朝に出勤しない生活を望んできたら、そうなった。2017年まで田舎暮らしや農業、手作りを実践。ナチュラリストでも何でもないのに、化学物質過敏症、合成添加物過敏症、合成洗剤アレルギー、シックハウス症候群。さらには、憑依体質。自然や宇宙とのつながりについて、いつも考えています。

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農業とは業種


農業は業種です。

 

生産に携わるので、

第一次産業なんて言われます。

 

農業をするって、

生産という仕事をして、

事業の経営をすることなんです。

 

個人の農家は自営業です。

つまり、農家は自営業の社長さんです。

 

自己資金や借り入れで事業投資をして、

自分の労働、家族の労働で、

商品を作り、販売して

お金を頂く事業をしています。

 

農家の中には、

先祖代々受けついだ農地があるから、

自分の代で、

農業を廃業し、農地を手放したら、

いけないかなって、

そう思っている人も多いんです。

 

でも、農業生産にかかる費用が高くなり、

農業機械の値段が高くて、

簡単に買い替えができない

農家も増えています。

 

 

農産物の値段が安くなり、

収入が不安定なので、

いつ辞めようかなと思っている

農家もいるのです。

 

ですから、

生産組合や出荷組合などの法人を作って、

地域農業を合理化しているところも、

増えているんです。

 

株式会社も農業ができるんですよ。

 

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昭和の時代、農業者は作れば農協が売ってくれた


 

世の中は資本主義です。

 

売れるものを作って売れば、

お金が儲かります。

 

ニーズがないものをたくさん作っても、

たくさん出回って、

だぶついている商品を作っても、

赤字になってしまいます。

 

 

かつては、農協という組織が強かったから、

高度成長時代に、

都市に住む人たちの食料を作れば、

農協が都会に売ってくれて、

高い収入が得られた時期もあったんです。

 

昭和の時代の話です。

 

 

その頃は、まだ、国も農家も、

国産の農産物を

外国産の農産物から守ろうとして、

一丸となって、防衛線を張っていました。

 

農産物の輸入関税を高くしたのです。

 

 

今、多くの輸入障壁がなくなってきています。

 

 

これから先の時代、日本の農業は、

外国産の農産物に

負けない力をつけないと、

生き残ることができません。

 

農業は、作物を育てる仕事です。

昭和の時代、作るだけの人が、

ほとんどの農業者でした。

 

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作れば、農協が売ってくれたからです。

 


農業もビジネス・事業


 

今の農業は、多様化しています。

 

農業で成功している人たちは、

農産物の栽培をして、

販売しています。

 

さらに農産加工品を作って販売しています。

 

販売施設やレストラン、体験施設、

観光農園などを経営する農家もいます。

 

そのような農家の人たちは、

自分で営業して、

売り先を見つけて、

あるいは自分たちで

売れる場所を作って販売しながら、

お客様の要望やクレームに対応し、

お客様が喜んでくれる「商品」を

提供しています。

 

これは、ビジネスの基本なんです。

 

このことに気が付いて、

行動している農家が、

だんだんと増えてきています。

 

個人の大農家だけではなく、

農協や組合組織が、

多角経営や6次産業を

推進しているケースもあるんです。

 

だって、欲しい人がいなければ、

何を作っても、お店に並べても、

売れないじゃないですか。

 

欲しい人がいて、提供できて、

初めてビジネスが成立するんです。

 

売ってくれる人を見つけることができたら、

販売を委託することができるんです。

 

たくさんの農家が連携を取って、

大手の商社や食品会社、レストランに、

農産物を収めている例もあるんですよ。

 

農産物は生ものですから、

傷みや破損など、

クレームが起きることも、多々あります。

 

その時に、

誠心誠意、ご迷惑をかけたお客様に、

頭を下げ、原因を突き止め、

同じクレームが起きないようにし続ければ、

生産している人に、

お客様がついていきます。

 

農業もまた、立派なビジネスなんです。

 


農業は命をはぐくむ仕事 生活を豊かにする仕事


 

農業って何か?

 

 

それは、人が生きるための

食料を提供する仕事です。

 

人々の命をつなげる仕事です。

 

子孫を繁栄させるための仕事です。

 

薬や化粧品の原料が作れます。

 

もちろん家畜の餌や燃料の原料、

繊維や紙の原料、樹脂なども作れます。

 

心を和ませ、生活を豊かにする、

花や嗜好品、

香料が作れるのが

農業です。

 

野菜

 

世界の人口は、60億人を超えました。

 

これから先も、地球の人口が

どんどん増えていきます。

 

食べ物が足りない時代が来るんです。

 

 

日本は恵まれています。

 

豊かな土地、

豊富な水、

十分な太陽の光。

 

作物が育つのに、

これほどの条件はありません。

 

 

日本の農業は、

命をはぐくむ仕事です。

 

命を守り、家族や

日本に住む人々を守る、

ビジネスなんです。

 

 

農業ってすごい!

 

作物ってすごい。

それを育てる人はとってもすごい。

 

愛情がなければ、

作物も育たないんです。

 

作物が、喉が渇いたといえば、

水を与え、

栄養が足りないといえば、

肥料を撒く。

 

そうやって、

作物と人とが対話しながら、

日本の農業は、

長い歴史を持つ産業になりました。

 

 

稲は、

「親父の足音を聞いて育つ」

っていうんですよ。

 

草取り、

田んぼの見回り、

田んぼに水を入れたり止めたり・・・。

 

足しげく田んぼに来てくれる、

農家の父ちゃんの足音を聞いて、

稲は一生懸命育つんだという、

意味なんです。

 

 

昭和の時代に、

機械化や効率化が優先されて、

このような作物を「育てる」感覚が、

失われていってしまいました。

 

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世界人口増加時代の農業 日本の食宅と農業


 

これからしばらくの間、

日本の農業は厳しい時代を迎えます。

 

外国産の農産物との価格競争です。

 

家庭の主婦は、家計が苦しければ、

安い外国産の野菜やお米を、

買うようになると思います。

 

外食するサラリーマンは、

外国産の原料で作られた、

安いファーストフードやテイクアウトを

選ぶかもしれません。

 

日本の農産物の売れ行きが悪くなれば、

販売する側も仕入れを減らし、

店頭から消えて行ってしまいます。

 

それは、日本の農業を

消費の側から、

つぶしていく結果につながります。

 

日本の農産物を買うこと、食べることで、

日本の農地が守られることを、

知ってくださいね。

 

農地が荒れたら、

そうそう簡単に元には戻りません。

 

国産の豊かな種類の美味しい農産物が、

消えていくかもしれません。

 

 

いずれ、世界の人口が増えていくので、

外国産の作物が高騰して、

食品が高くなる時代がきます。

 

その時に、

日本の農業が廃れてしまっていたら、

日本の農地が荒れてしまっていたら、

その時は、

日本は高い輸入品を買うしか、

なくなるんです。

 

もしかしたら、

買えないかもしれません。

 

 

農業って何?

 

命をつなぐ食料を作るのが、

農業なんです。

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武原 夏子
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玉川大学農学部卒。元・日本不耕起栽培普及会理事・事務局長。不耕起移植栽培や田舎暮らしの技術や楽しみを教え、農産物の差別商品化や売上増加コンサルをしています。手作り、田舎の食や暮らしが大好き。伝統食大好き。農家のじいちゃんばあちゃん大好き。都会暮らしでは、命と精神が縮んでしまう。ずっと満員電車に乗らず、朝に出勤しない生活を望んできたら、そうなった。2017年まで田舎暮らしや農業、手作りを実践。ナチュラリストでも何でもないのに、化学物質過敏症、合成添加物過敏症、合成洗剤アレルギー、シックハウス症候群。さらには、憑依体質。自然や宇宙とのつながりについて、いつも考えています。