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中村 光信
マウンテン&ウォーターマンでありグラフィックデザイナー。 オヤジと呼ばれる歳になっても今なお自然を舞台に実践し続けているエクストリームな遊びと、 デザイナーとしての腕一本だけを武器に、好きなことで稼いで自分らしく生きていく、自称「エクストリームオヤジ」として世の迷えるオヤジ達をそそのかすような発信とゴキゲンなライフスタイルを実現する可能性をExploring!

 

ダンプスを出発すると、マチャプチャレBCまで6日間の行程でアンナプルナ内院のトレッキングルートを登ることになる。

ポーターに荷物を任せて、自分はデイパック1つといったような、普通のトレッカーに比べてかなり遅いペースだが、メンバー各自30kg以上の荷物を背負っているのでこのスピードが限界だ。

大きな登山隊は、宿泊地でテントを張って専属のコックが作った料理を毎食食べるが、僕たちは3人のみでノーガイド、ノーポーターの極小チームなのでトレッカーと同じ宿屋泊まり。飯はその宿の食堂で、その都度注文していた。

 


重荷を背負っての行動は飯だけが楽しみ


重荷を背負ってトレッキングイメージ 重荷を背負ってトレッキング中のメンバー

 

アンナプルナ内院トレッキングルートのキャラバン中の食事情を紹介すると、僕の場合、朝はチベタンブレッドと呼ばれる平たい揚げパンに、どの宿でも大抵備え付けられている「トレッキングハニー」という商品名の蜂蜜をたっぷりかけて、熱いミルクティーと一緒に食べる。

昼はその日の道中の昼前後の時間帯に通過する集落にある茶店やロッジの食堂で、青菜やトマトが入ったカレー味のラーメン(ララーというインドのメーカのインスタントラーメンをどこも使っていた)と熱いレモンティー。

夜は、「ダルバート」という、ネパールの定番メニューを必ず食べていた。

この、ダルバートという料理は、大盛りライスにダルという穀物を煮込んだスープをかけて、タルカリと呼ばれる野菜の炒め物のような煮物のようなおかずと供に食べるワンディッシュの定食のようなものだ。ダルスープはどこも同じような味付けだが、タルカリはそのお店によって味や入っている具材が異なっていて、それが意外と楽しみだったりする。

このダルバートが僕の口にとても合って、毎日その日の晩飯が楽しみだったほどだ。

しかもダルバートに限り、ライスやタルカリのおかわりが自由という決まりがあるので、一日の行動を終えてくたくたになっても腹一杯食べられるので最高だ。

 


欧米人は何故かダルバートを食べない


宿の暗い部屋の中からイメージ雨の日、湿っぽくて暗い部屋の中から

ダルバートは通常、トレッカーに雇われた現地のガイドやポーターが、その雇い主の払いで食べるためのメニューなので、このおかわり自由の決まりがあるらしい。確かに宿のゲスト達、特に欧米人がダルバートを食べている所をほとんど見ることはなかった。

若干、他のメニューよりは割高な価格設定だが、これも雇い主が必ずガイド、ポーターに食べさせるので、店側にしてみれば当然高めの値段にするだろう。でも、それを差し引いても、あの美味さと量には価値があると思う。

 

本当に大好物になってしまって、ダルバートを注文して当たり前のように「タルカリ ディノス(タルカリのおかわりをくれ)」と厨房におかわりを頼みに行くと、「お前はもうネパール人だな」と宿のスタッフに言われるようになってしまったほど食べっぷりも板についてしまった。

 


水はヒマラヤのミネラルたっぷりでヤバい


宿のオーナー姉弟とスナップイメージ一番長く滞在した宿のオーナー姉弟。グルン族だ。

 

飲料水に関しては、生水は飲むことが出来ない。

宿を出発する時は必ずパニ(お湯)を水筒一杯買い、行動中はそれを飲むのだが、カップに注ぐと何やらお湯がキラキラ光っている。

これはおそらく雲母だ。

この辺りの集落は、大抵どこかの沢に水場を持っているのだと思うが、この辺の地質にはこんな雲母のような鉱物が多く含まれていて、それが水に溶け出しているんだと思う。

こんな水を生水で飲んだら、日本人などは、一発で下痢してしまうだろう。そんな訳で、水はともかく、食べものに関してはまったく不満はなく、胃が受け付けないということも無かった。

 

 

この記事を書いた人

中村 光信
中村 光信
マウンテン&ウォーターマンでありグラフィックデザイナー。
オヤジと呼ばれる歳になっても今なお自然を舞台に実践し続けているエクストリームな遊びと、 デザイナーとしての腕一本だけを武器に、好きなことで稼いで自分らしく生きていく、自称「エクストリームオヤジ」として世の迷えるオヤジ達をそそのかすような発信とゴキゲンなライフスタイルを実現する可能性をExploring!