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井手上 義彦

井手上 義彦

中小企業の経営者を本気で叱れる熱血コンサルタント 「赤字の原因は間違いなく経営者の不勉強!本気で黒字化したければ黙って俺の言うとおりやれ」20年にわたる会計事務所での実務経験から培った赤字の中小企業を”必ず”6ヶ月以内に黒字化する3つの秘策を公開中。

 

ドラマ【遺産争族】は、第2話にして、

ドラマの中では遺産相続をめぐり、

 

お互いが疑心暗鬼となり、

すでに腹の探り合いが始まっている。

 

そして、お互いの本音が次々と語られていく。

 

孫娘の楓とその夫・育生に主だった財産すべてを

相続させたいと言っていた祖父・龍太郎は

医師である育生の病院を訪ね、こんな話をする。

 

「披露宴で言ったことは冗談とは違う。私が死んだら、

財産を引き継いでくれますかな?」

 

これは育生の本性を見抜くために、

育生を試しているのだが…

 

そして、こう続ける。

 

「あんたなら、娘たちと違って、くだらんことには使わ

んだろう。病院を建てるのも良し、好きに使っていい」

 

「この歳になって知ったんだがね。家族だからやりたく

ないんだ! なぜだか分かるか?」

 

「娘たちは、もらうのを当たり前だと思っている。

ありがたみがないから、無駄に使うだろう。

 

どんなに苦労して築いた財産か、考えもせずにだ!

しゃくに障るじゃないか!」

 

「だったら、他人であるあんたにあげて、

世の中の役に立った方がマシ!」

 

と言うのだ。

 

それなら、いっそ、寄付すりゃいいだろ。

と思ってしまうが、それはさておき、

 

「娘たちは、もらうのを当たり前と思っている。

ありがたみがないから、無駄に使うだろう。

 

どんなに苦労して築いた財産か、

考えもせずにだ!」

 

の部分は、今まさに私が相談を受けている方の

ご家族にピッタリ当てはまる状況だ。

 

1,000万円ぐらいのお金なら、1ヶ月もしないうちに

使い果たしているらしい。

 

以前は、県外の開業医に嫁ぎ、高額納税者番付

に載るほど繁盛しているクリニックだったらしいが、

ご主人をご病気で亡くされ…

 

とここまでは美談のようだが、ご主人を亡くされた

後、贅沢病が治らず、一度破産宣告もしている

らしいから、呆れてしまう。

 

それでもまだ、贅沢病が治っていないという

のだから、馬鹿は死ななきゃ治らないのだろう。

 

そうやって、親の財産を食いつぶし、共倒れに

なる可能性だってある。

 

宝くじで1億円当たった人も、それから金遣いが

荒くなり、あっという間に1億円使い果たしてしまう。

 

その結果、金遣いの荒さが直らずに、

結局破産に追い込まれる…

 

という話も耳にするが、それと同じような

状況なのだろう。

 

あぶく銭は、身を滅ぼす・・・

といったところだろうか。

 

 

そして、ドラマはクライマックス。

 

ついに、育生が爆弾を落とす・・・

 

「僕はこの家の財産は1円もいりません。

自分で働いた金以外欲しくないですから。

 

金持ちは自分に人が近づいて来たら、

すぐ金目当てだと思いたがるけど、

そんなヤツばっかじゃない。

 

あんたらバカみたいだ…

 

みんな金に踊らされてるだけだ、哀れだ!

たかが遺産、たかが金じゃないですか。」

 

このセリフが本心なのかは次回以降

分かることだろうが、相続診断士的には、

この手の展開は予想できていた。

 

なぜなら、孫娘の婿である育生は通常は

法定相続人になることはできない。

 

祖父・龍太郎が遺言で育生に

遺産を相続させることは可能だが、

 

前のブログに書いたように、

3人の娘たちから遺留分を請求される

ことはほぼ間違いないだろう。

 

加えて、法定相続人でない人に遺産を相続させると

遺贈という)、相続税の計算上、控除額が少なくなり、

多額の相続税が発生することになる。

 

つまり、育生の手元に残る財産はかなり目減りする

ということだ。

 

となると、育生から見ると、財産をより多く手にする

最も有効な対策は、祖父・龍太郎との

【養子縁組】ということになる。

 

【養子縁組】により、

法定相続人となることができるのだ!

 

そして、今回のエンディングのシーンでも、

弁護士から、【養子縁組】の提案がなされるのである。

 

そして、また辛辣なエンディングのナレーションへと

繋がっていく・・・

 

「ほとんどの家族が争いの果てに、憎みあい、

散り散りに別れ、壊れ果てる。

誠にご愁傷様。」

 

>>ドラマの解説・目次<<

 

P.S.

 

徐々に相続に関する専門用語が増えてきている

ので、【相続用語集】を紹介しておく。

 

>> 【相続用語集】 <<

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

井手上 義彦
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中小企業の経営者を本気で叱れる熱血コンサルタント
「赤字の原因は間違いなく経営者の不勉強!本気で黒字化したければ黙って俺の言うとおりやれ」20年にわたる会計事務所での実務経験から培った赤字の中小企業を”必ず”6ヶ月以内に黒字化する3つの秘策を公開中。