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高橋 統仁

高橋 統仁(タカハシ トウジン)と申します。 46歳、妻と4歳、3歳の娘の4人家族。 44歳の時に腎不全になり、2015年8月にすい臓がんにより、 余命半年と事位されました。 家族の為、”生きる為の戦いと死んで何を残すか?” 二つの相反する胸の内を綴りました。

高橋 統仁です。

さて、息抜きも終わり、本編再開です。

体の方もやっと回復し始め、

歩けるようになった私ですが、

大学病院からは癌治療不可能のレッテルを貼られ、

見捨てられた私。

”さて、どうしようか」”等と途方に暮れていたところ、

妻から相談を受けます。

「色々調べてみたんだけど、これやってみれば?」

と、スマホにある治療方法を表示させている。

「人工透析していても大丈夫なのか問い合わせしたら、

問題ないって返って来たよ。」

と言う事だった。

どうやら妻は、中々治療法を決めないし、

体調も悪そうな私をみて、自分なりにしらべたらしい。

ありがたい話です。

そして、妻が進めた治療方法は

”NK細胞療法”と言う免疫療法だった。

メリットとしては、

自分の血液を摂取してNK細胞と言う

癌をやっつける細胞を培養して増やし体内に戻す為、

抗がん剤治療と違い副作用が全く無いと言う所。

私は入院中に抗がん剤治療について色々しらべたのだが、

抗がん剤治療を行うと、がん細胞以外にも

体内に必要な細胞まで壊してしまったり、

食欲が落ちて栄養失調になったり、

欠陥がもろくなってしまったりして、

癌以外の原因で亡くなる方も少なくないようだ。

まぁ、それも抗がん剤の強い弱いや

相性もあるのだろうが、どちらにしても少し怖い。

その点、NK細胞療法なら、

自分の体内に基からあったものを培養するのだから

副作用が無いのも分かるし、嬉しい。

だって、辛い顔の私を娘に見せるのはやっぱり辛いのだ。

ただ、デメリットもある。

それは”保険適用外”なのだ。

とまり、民間療法扱いになってしまう。

その結果、治療にかかる費用が莫大になる。

NK細胞療法の場合、培養して体内に入れるのを

6回繰り返し1クールなのだが、

総額で180万から200万程度かかるのだ。

わたしはこの費用を見て、

妻にこの話を一旦保留した。

理由は”死んでいく人間がこんな大金使うより、

これから生活していく自と達がこの金を使った方が

有意義なのでは?”と考えたからだ。

NK細胞療法をやったとしても、

確実に治るわけではなく、”良くなるかも?”

のレベルの方法に200万・・・。

この事実に私は悩み、気が付くと1週間が経っていた。

そろそろ妻にどうするか言わないといけないな。

なんて思ったのだが、決断できないでいたのだが、

私の古い友人とご飯を食べている時に言われた言葉で

私は決断した。

「死ぬ方は死んだらそこで終わりだけど、

残った方は、色んなことを背負っていくんだから

なるべく悔いが無いようにしてやったほうがイイ。」

と言われたのだ。

つまり、ここで私がNK細胞療法をやらないと言ったら、

私の死後、

「あの時、無理やりでもNK細胞療法やれせておけば

死ななかったかも・・・。」

と妻が生きている間、ずっと後悔すかもしれない。

と言うのだ。

逆に、お金がかかってもNK細胞治療法をやって、

その結果死んでも、「やるだけのことはやってあげた。」

と言う気持ちで生きていけるのでは野か?と言うのだ。

それを聞いた私は、

”自分の考えだけで、お金を使うのがもったいない。”

と、ひちりよがりの考えしか持っていなかった事を

思い知らされた。

そう、死んで行くほうも残された人が

どれだけ後悔せず、引きずらないかを

考えてやらなければいけなかったのだ。

まったく、死ぬにしても色々大変だ。

そして次の日、

私は妻にNK細胞療法をやってみることを告げた。

そして現在、NK細胞療法を行っている病院へ行き、

採血し、1回目の培養が完了するのを待っている。

近いうちに1回目の投与を行うので、

詳しい事はまた次の機会でお話しましょう。

生きる為の闘い。やっと始まりを見せ始めました。

この記事を書いた人

高橋 統仁
高橋 統仁(タカハシ トウジン)と申します。 46歳、妻と4歳、3歳の娘の4人家族。 44歳の時に腎不全になり、2015年8月にすい臓がんにより、 余命半年と事位されました。 家族の為、”生きる為の戦いと死んで何を残すか?” 二つの相反する胸の内を綴りました。