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井手上 義彦

井手上 義彦

中小企業の経営者を本気で叱れる熱血コンサルタント 「赤字の原因は間違いなく経営者の不勉強!本気で黒字化したければ黙って俺の言うとおりやれ」20年にわたる会計事務所での実務経験から培った赤字の中小企業を”必ず”6ヶ月以内に黒字化する3つの秘策を公開中。

 

ドラマ【遺産争族】の第2回で、ついに出てきた

【養子縁組】

 

資産家の相続対策ではよく出てくる王道だ。

 

しかも、ドラマで使われやすい。

 

【養子縁組】により、遺産の配分が大きく変わり、

殺人事件に発展するなど、ドラマを展開しやすい

格好のネタだからだ。

 

【養子縁組】については次回、解説するつもりだが、

その前に、今回は【遺留分】の話をしておこう。

 

これは、『いりゅうぶん』と読む。

 

この説明をするにあたり、主人公である佐藤育生

(向井理)が養子になった場合の【相続相関図】

を見てみることにする。

 

相続相関図

相続相関図

 

元々の法定相続人は、長女、次女、三女の3人である。

 

法定相続人とは、民法で「この人たちが相続するのが

妥当である」と定められた人のことを言う。

 

娘という同じ立場であるため、3姉妹が財産をもらえる

権利は平等に1/3ずつということになる。

 

ドラマでは、財産が7億4,500万円と言っていたが、

その場合だと、各人が約2億4,800万円

手にすることになる。

 

しかし、育生が養子になると、法定相続人は、

育生と3姉妹の計4人になってしまう。

 

娘と息子という同じ立場になるため、4人が財産を

もらえる権利は平等に1/4ずつということになる。

 

ちなみに、法定相続分については、実子養子では

平等に権利を与えられている。

 

こうなると、育生と3姉妹がもらえる財産は、

各人が1億8,625万円になり、娘たちは取り分が

6千万円以上も目減りすることになる。

 

しかも、父・龍太郎は、すべての財産を育生と育生の

妻で龍太郎の孫娘でもある楓の2人に譲りたい…

 

と言い出している。

 

2億4,800万円が1億8,625万円になり、さらには

ゼロになってしまうなど、どんな手を使ってでも

阻止したくなるのは人情である。

 

それがもし、1桁少なくて、自分のことだとしたら、

あなたは、落ち着いていられるだろうか?

 

ここで登場するのが、今回のテーマである

【遺留分】。

正式には【遺留分減殺請求】という権利である。

 

ちなみに、『いりゅうぶんげんさいせいきゅう』

と読む。

 

【遺留分減殺請求】について、知っておくべき

ことについては、次回解説することにする。

 

>>ドラマの解説・目次<<

 

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井手上 義彦
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中小企業の経営者を本気で叱れる熱血コンサルタント
「赤字の原因は間違いなく経営者の不勉強!本気で黒字化したければ黙って俺の言うとおりやれ」20年にわたる会計事務所での実務経験から培った赤字の中小企業を”必ず”6ヶ月以内に黒字化する3つの秘策を公開中。