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石橋 秀明
葬祭アドバイザー、葬祭ディレクター1級、株式会社ベルフォーエバー代表取締役 全国160件以上の葬祭会館を展開する、大手冠婚葬祭グループの葬祭業を通じて山口県東部のセレモニーを一手にプロデュースし、家族を失くした遺族に寄り添い、大切な人の最期を真心で飾る葬祭アドバイザー兼ディレクター。過去5000件以上の葬儀に携わり、豊富な経験を活かし家族葬から社葬までトータルにプロデュースし、大切な人の最期に故人への感謝と真心の涙を届けつづけている。


・本郷村


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岩国市の果てに本郷町(ほんごうまち)という所がある。岩国市の中心部より車で1時間走った所にこの町はある。

 

2006年3月に岩国市と合併して町になったが、それまでは玖珂郡本郷村(くがぐんほんごうそん)という山口県最後の村だった。

 

たしか当時は本郷村へ移住するだけで30万円の準備金が村から貰えたはず。現在は岩国市に合併しているから、この制度はないかな。

 

この本郷村のさらに奥に黒沢という集落がある。先日より頻繁にこの集落に行っていていたので田舎暮らしに憧れる人たちにこの集落をご紹介しよう。

 

ただし、仙人になる覚悟のない人は移住しないほうがいいと思う。


・本郷村には名所が多くある


 

岩国市美和町というところがあるが、この町もかなりの田舎だ。田舎暮らしに憧れる初心者は美和町から住みはじめるのをオススメする。この町にはスーパーやコンビニがあり、田舎暮らし初心者には少しは生活しやすい。美和町より20分ほど車で走るとミサトトンネルというトンネルを抜けると本郷村に着く。

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本郷村の中心に市役所の出張所がある。この出張所の近くにこの石碑がある。誰の石碑かというと藤本伴二郎さんという方の石碑で明治19年の生まれで本郷小学校を卒業後に大阪に出て「更科そば」という蕎麦屋さんを創業して全国にチェーン展開した人である。

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この石碑を左折後、出張所を左手に見ながら奥へ車を進める。右手に古いお寺がある。「建立寺」というお寺で浄土宗のお寺である。このお寺なんと毛利家の菩提寺で昔はかなり栄えていたようだ。

 

おっと忘れてはならないのは、この後はお店など全くない山の中へと入って行くので、建立寺の近くにある。サ○ストアーで弁当を買って行かねばならない。

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建立寺から山道に入って黒沢を目指す。山道に入ってしばらく行くと、やたらと気になる生誕碑がある。「山城屋和助生誕の地」誰やねん。ということでGoogle先生に聞いてみると何とも豪胆な人で奇兵隊の出身で山県有朋と組んで公金60万円(当時の陸軍省の一割の予算)を借りてパリで豪遊していた人とか。


・いよいよ黒沢へ


 

その山道から20分ほど道なき道を走らせる。ちなみに僕の愛車はジムニーちゃん。これ車でないとこんな山奥にはこれません(笑)

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やっと民家が見えて来ました。本郷村黒沢。この集落は50年前にはこんにゃくやワサビの生産で栄えて80軒の家がのきを連ねていたそうです。しかし、現在は4軒しかありません。去年まではもう1軒あったんですがおばあちゃん1人になって広島の娘さんのところへ引っ越してしまったようです。

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やたらとでかいオクラが気になったのでパシャリ。

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こちらの家のおばあちゃんに、お茶をご馳走になりながら当時の話をいろいろと教えてもらいました。家の中には当時の様子を上空から撮影した写真が飾られていました。稲穂が見事に実っていましたが、現在は田んぼは草だらけになってしまったと悲しそうに話していました。

 

余談ですが、この「わたしの家の上空写真」は当時田舎をにぎわせた訪問販売であちこちの田舎の家に飾ってあります。しかも、1枚30万円とかのかなりの高額で取引されていたようです。今となってはGoogleearthがあるのに。


・西黒沢小学校


 

黒沢に小学校があったという話を聞いて行ってみることに。現在は廃校になっているようです。

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途中、警告をうながす立て札が。。。「クマ・注意」。。。もう少し書き方がなかったのだろうか。この字が恐怖心をさらにあおる。

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そういえばお昼の時間になっていたので、サ○ストアーのお弁当を食べよう。これがかなり美味しい。手作り弁当なのが嬉しい。田舎の煮物は最高です。とこが肉を炒めた一品を口に運んだ瞬間。「 ヴっ」めっちゃカメムシ臭い。一瞬にして最悪の気分に。まぁ田舎暮らしをする時は、これくらいの事は普通と思ってください。

 

そして小学校に向かうが、今年はめちゃくちゃアブが多いんです。尋常じゃないくらいいます。常に僕の周りを3匹くらいが飛び回って僕の血肉をすすろうとしています。手をふりまくりながらアブを避けますが、それでも2箇所くらいかまれていました。

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そんな大変な思いをしながら、やっと到着しました。これが西黒沢小学校です。

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んーーー


・究極の田舎暮らしがここにある


 

都会に住んでいる人がよく田舎暮らしに憧れるとか言ってるけど。本当の田舎暮らしは本郷村黒沢みたいな集落なんだと思いますね。当然のように公共の交通機関はありませんし、まさに陸の孤島です。病気になっても救急車なんて多分1時間はきませんよ。

 

それでも、隣近所の人がいれば助け合いながら暮らしていけるでしょうが自分家以外に3軒しか家がないので頼る人もいない。どなたか田舎暮らしに憧れている人、この集落に住んでみませんか?仙人になる覚悟を持って。

 

最後に、さっきのお話をしてくれてお茶をふるまってくれた、おばあちゃんが寂しげな表情で言ってました。

「あと3年もしたら、ここは誰もいなくなってしまうだろうねー」

この記事を書いた人

石橋 秀明
石橋 秀明
葬祭アドバイザー、葬祭ディレクター1級、株式会社ベルフォーエバー代表取締役
全国160件以上の葬祭会館を展開する、大手冠婚葬祭グループの葬祭業を通じて山口県東部のセレモニーを一手にプロデュースし、家族を失くした遺族に寄り添い、大切な人の最期を真心で飾る葬祭アドバイザー兼ディレクター。過去5000件以上の葬儀に携わり、豊富な経験を活かし家族葬から社葬までトータルにプロデュースし、大切な人の最期に故人への感謝と真心の涙を届けつづけている。