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島津 ひろふみ

島津 ひろふみ

プロデューサー/ライター  早大大学院卒業後、Amazonに入社。新規輸送サービス立ち上げプロジェクトに多数携わる。その傍ら現在のK.RTRuangメイン事業の立ち上げ初期メンバーとして事業拡大に大きく貢献。全国での勉強会開催や、ウェビナーの企画立案などに従事。部数1万部のメールマガジンの執筆や、芸能人のメディアプロデュースも手掛けている。2015年にそのキャリアを捨てて独立起業の道へ。「脱エリート」をテーマに、優秀だけれど報われない/更なる高みを目指したい方に向けて、個人起業の可能性を啓蒙し、ノウハウを継承している。

この世の中には「エリート」と呼ばれる
絶滅危惧種の生き物がいます。

かつては、時代をリードする組織に所属する
優秀な人材が「エリート」と言われていました。
(軍隊、政党、官僚組織、大手企業、一流大学等々…)

けれども、

「過去のエリート像=現代のエリート像」

という公式は当然ながら成り立ちません。
かつての成功モデルと言われた
一流大学から大企業の幹部へ
という出世コースの幸せが疑問視されている中

既存の組織から脱して自ら業を起こし、
それ以上の幸せを手にしている人がいること

学歴や職歴などとは一切無縁の
エンタメやスポーツの世界で
華々しく成功を収めるスターがいること

これらが事実なことは言うまでもないでしょう。

時代をリードしていく存在が「エリート」というのであれば、
そんな彼らこそが今を時代の真の「エリート」なのかもしれません。

となると大変なのは、そう。

かつての定義で「エリート」とされる人達

です。

・なぜ彼らは、旧時代のエリート道を歩んできたのか?
・彼らが考える新時代のエリートとは?
・新時代のエリートになるには?

混沌としたこの時代で、少しでもそのヒントをつかむべく
今もなお世間一般的に「エリート」と定義づけられている
一流大学/大手企業の道を歩んできた方々に
対談インタビュー形式で生の声を聞きながら
知られざるエリートの実態を暴いていこうと思います。

早速対談してみた

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さて、今回の対談のお相手は、
プレゼンテーショントレーナー
としても活躍する丸山航平さん

mrymicon

僕と同じ某一流大学出身のエリートです。

今回の対談をお願いしたところ
快くOKしていただきました。

普段の会話では出てこない想いや考えが聞けて
非常に有意義な対談になりました。

東京隅田川沿いにあるおしゃれな呑み屋さんを舞台に
ラフな雰囲気で行われていた対談ではありますが

かつて「憧れ」「理想」とされてきた
「エリート街道」の実態が暴かれた
リアルドキュメンタリー対談となっています。

ぜひお楽しみください。

中学生の時が
人生で一番勉強してましたもん(笑)

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smzicon丸山くんは、僕と同じ某有名大学を出てきたわけだけど、高校までは何してたの?

mrymicon高校までは都立高校に通っていましたね。

smzicon某大学に入ったのも、自分で行きたいなと思って選んだの?

mrymiconそうですね、今考えると2つ理由があって…、
まず1つめは、当時僕が興味あった分野(スポーツトレーナー)の中では、全国でも一番賢威のある学科があると言われている大学だったということです。
もう一つの理由としては、通っていた都立高校が進学校だったんです。だから、結構良い大学に受からないと、皆浪人するのが当たり前 という風潮がありましたね…

smzicon一流大学以外はプライドが許さない…的な?笑

mrymiconまさに。笑 そういう意味では、今考えると周りに流されていたのかもしれない…。漠然とスポーツトレーナーというのは思い描いていたけど、当時そこまで真剣に将来の道のりを考えていたかというと微妙なんですよね。何も一流大学だけじゃなくても、専門学校という道もあったわけだし…。島津さんも大学からですか?ちゃんと考えて選んでました?

smzicon僕は高校から附属の学校に入ってエスカレーターだった。…だから、もっとなんんとなくだったよ(笑)

mrymicon親とかの影響ですか?

smziconそれは大きいと思う。兄弟も同じように、高校から有名なところ行ってたし、最初からそういうもんだと思ってた。
唯一違うのは、進学校みたいに、周りにそうした学校を一緒に目指す友達が居なかったことかな。

mrymiconそれは結構浮いちゃいますよね。よく受験頑張りましたね。

smziconうん、でもそれが普通と思ってたから、特に気にならなかったかな。決して楽ではなかったけれど、その道から外れることを何となく恐れていたから、自然とお尻に火がついている感じだったね。
でも、丸山くんも進学校ということは、それなりにやってたでしょ?

mrymiconそうなんですよ。あ、実は僕、中学生の時が人生で一番勉強してましたもん(笑)

smziconめっちゃわかる(笑)ただ、進学校だと、高校入ってからも大変なんじゃない?勝手なイメージだと、学校=塾みたいなのを想像していたけど、実際はどうなの?

mrymiconいや、びっくりするかもしれないですけど、ほぼほぼ皆、塾にも行っているんですよ。結局塾に行かないと、なかなか本気で取り組めないから、皆なんだかんだ行ってるんです。でも僕は中学の時に、(1人でも集中して勉強する)くせがついていたので、ひたすら自習室に篭って1人でやってました(笑)

smziconそうなんだ。意外!それにしても良くやったねそのスタイルで。凄いと思う(笑)

「オレンジデイズ」的な
キャンパスライフを夢見てました

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smzicon大学に入ってからはどうだった?中学・高校のときに目標としていたステージに来てみて、実際どうだった?

mrymicon大学に受かって満足という感じはなかったです。どちらかというと入学後もまだまだ引き続き向上心はあって、より専門的にやっていきたい気持ちが強かったです。
あと、やはり「オレンジデイズ」的なキャンパスライフを夢見てましたから、とにかく何事も頑張っていこうと思ってました(笑)

smziconみな憧れるよね(笑)

mrymiconけれど、部活に入ったので、そこがキツくて…。

smzicon部活…ってガチじゃん!

mrymiconだから、サークルみたいに、「楽しくワイワイ」という感じではなかったです。

smziconじゃあ結構勉強もガチでやっているし、部活もやってるし、まさに文武両道の優等生タイプだったわけね。

mrymiconそうだったかもしれないです。そんな感じで学年が上がっていく中で、兼ねてから進みたい道として、スポーツトレーナーとして、食っていこうと思ってたんです。同じ学科の先輩や、実際に働いている人に合う機会も多くなってきて、色々リアルな情報を見ている間に、徐々に違和感が芽生えてきたんです。

smziconずっと目指してきたものが、実は違った…と。ちなみにスポーツトレーナーになるにはどのような道があるの?

mrymicon大学卒業したからといって資格が取れるわけではないので、大学院で博士号を取ったり、留学したり、専門学校に生き直したりという道しか無いんです。

smzicon結構茨の道だね。ただ、そもそもそれを選ぶ以前に違和感を感じたってことね。

mrymiconそれで、そのままトレーナーへの道を選ぶか、普通に就活するか迷った挙句、やはり違和感がぬぐいきれなくて、就活をして企業にいくという道を選んだんです。

smzicon就活は大変じゃなかった?

mrymiconただ大学がある程度良い所だったので、迷った挙句短期間でも就活はなんとかなったのが救いですね。

smzicon完全にエリートブランドを利用してきた…と。

mrymiconこんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、世間で言われているほど就活も大変には感じませんでした。ここだけの話…僕TOEIC受けたことすらなかったですからね(笑)

smziconマジで?笑

mrymicon島津さんは大学入ってどうだったんですか?受験組だと受かって燃え尽きてしまう人も多いんですが、エスカレーターで上がってくる人たちはどうなんですか?

smzicon上がってくる人もピンきり。やはり小中学校から勉強するクセが着いていて、かつ向上心も高くて、めちゃくちゃ頭いいやつもいるし、エスカレーターで大学いけるから、安心しきって勉強しない奴もいる。

mrymiconエスカレーターって実際どうなんですか?本当にエスカレーター?

smziconさすがに全く何もしなくて良いわけじゃないよ!一応ちゃんとテストとかあります笑 けれど、普通に学校でしっかり授業受けてて、赤点取るレベルじゃなければ大丈夫だね。

「学歴社会はもう終わり」
と言われているけど、あれは嘘

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smziconぶっちゃけ…自分がエリートだという自覚はある?

mrymicon確かに一般的に見たら僕はそうなのかもしれないけれど、むしろ劣等感しか無かったですよ。

smzicon周りから言われて、ようやく認識することは多いよね。でも劣等感というのは?

mrymicon島津さんはご存知かと思いますが、僕がいた学科は、大学の中では底辺クラスと言われていたところなんです…。

smziconなるほどね。ただ、それはどこの学科でもそれはあると思うな。当然だけれど、周りの友達が皆いわゆるエリートなわけだから。コミュニティの一歩外に出た時にようやく認識できる。

mrymicon確かに。大学以外の友達や、親戚にあった時に、周りからチヤホヤされて、「それなりの道を歩んでいたんだなぁ…」と実感しますね。ただ辿ってきた道の中では、そんなことはあまり考えてこなかったです。

smziconそう言われて悪い気はしないけれど、自分の中では違和感あるんだよね。ただ、その肩書きを上手いこと利用はしているし、恩恵受けていることが多いのも確かだよね。

mrymicon就活のときとか、まさにお世話になりました(笑) ただ、やっぱ自己紹介するときとか、それだけで見られる目も変わるし、印象のところでは何だかんだ悪く働くことは無いですね。

smzicon最近あらゆるところで、「学歴社会はもう終わり」と言われているけど、あれは嘘だし、学歴偏重の文化は引き続き生き続けると思ってる。単純に確率の問題だよね。一流起業、有名大学にいる/いた人の方が、良い人材である確率が高いというだけ。

mrymicon確かに、そうですね。

何でも素直に聞ける人が羨ましいんです

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smzicon反対に、エリートと言われて困ったことってある?

mrymiconあーなるほど。うん、嫌なギャップはいっぱいありますよ。勝手な小さい悩みかもしれないけれど、「エリートのくせに…お前そんなもんか…」と思われることは多々ありますね。

smzicon普通に俺らにもわからに事なんていっぱいあるし、できないこともいっぱいあるのにね。基本全部できると思われてる…笑

mrymiconそうなんですよ、全部できるように思われているのは少しキツイですよね。だから、なかなか下手に出にくくて…

smziconなんか、頑張っちゃうんだよね。

mrymiconそうなんです。

smziconでも、何だかんだで上手くこなしてしまうんだよね。

mrymiconまさに笑

smziconだから本当に出来ないことに直面した時に凄い困る。エリートのウィークポイントですな…。

mrymiconだから、何でも素直に聞ける人が羨ましいんです。まぁ、自分で勝手に壁つくってるだけなのかもしれないけれど、その傾向はありますよね。

エリートサラリーマンがどう変わるかで、
日本の国力レベルが変わる

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smzicon今の世間一般のイメージだと、良い大学、良い会社いっている人が「エリート=良い人生を送っている」というイメージだけど、実際僕らが感じているようなギャップを、同じように感じている人もいっぱいいるはず。

mrymiconですね。

smziconこれからのエリートの定義ってどうなっていくと思う?

mrymicon最近、4,5年目までの退職率が増加していると聞きます。あれって、もちろん本当にダメなやつも多いと思うけど、結構エリート街道を歩んできた人が多いんじゃないかな?って思います。

smziconというのは?

mrymiconエリートの人達は、能力は高くて、自分でどうにかなってしまうタイプだから、会社や組織が想い描いている理想と自分の理想にギャップを感じやすいんじゃないんですかね。

smzicon同感。それに昔は官僚とか軍人といった、一部の特権階級の人達しかエリートになれなかったけれども、今や有名企業にいる人間や一流大学に通った人達全般のことを差すようになってきて、色んな分野に、色んなコミュニティの中で、エリートが溢れている。だからこそ、エリートに対する憧れや、目指す理由が薄れてきてしまっているんじゃないかな。

mrymicon出世コースを選ばす独立するにしても、やはり危険は伴うし、最初は自分の道を見つけるのに苦労するはず、けれど、一度進むべき道が見えてきたら、僕らみたいなタイプは迷わず突き進むのが得意ですからね。エリートが独立していく道が太くなっていけば、世の中が変わっていくだろうし、そんな新しいエリート像を広めていく立場に立ちたいですよね。

smziconエリートだからこそ…ヤバイんだぞ…とか、エリートだからこそ立ち上がるべきだ…という空気を作らないとね。

mrymiconあと、それはエリートの道を歩んできた人にしか、説得力が無いと思うんです。良い大学や良い会社を出てない人が、それらを否定して成功法則を語って、危機感を煽っているのを聞いても、全く説得力が無いですから。

smziconわかる。ワンパターンすぎて見てられない(笑)

mrymicon話大きくなりますけど、今のエリートサラリーマンがどう変わるかで、日本の国力レベルが変わりますよね。今は有名企業のリストラ話ばかりですが…

smziconもう毎日のように報道出てきて、当たり前に感じてしまうよね…。

mrymicon20年、30年のスパンでの話かもしれないけど。映画になりそうな波瀾万丈なストーリーを持っていない人でも、自ら奮起して、世の中に貢献していくのが、当たり前のようになっていく時代が来る気がします。

smzicon奮起して独立していく人達の層が、どんどんエリート層に移行していくだろうね。その優秀な人達が危機感を持って、行動に移すことが立て続けに起こってきたら、どんな革命が起きるか楽しみ。

mrymiconまだ危機感を持てていない人が、どう考えているのかは気になりますよね。ヤバイと思っていないのか、想っているけど、行動に移せないだけなのか…

smziconだからこそ、僕らのようなタイプが、そうした人達のロールモデルとなるべく、より一層危機感持って行動しないといけないってことですよね。

まとめ

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エリートがその道を歩んできた所以を紐解くと、
そこには幼い頃からの教育や、周囲の人間、
そして日本の社会の仕組み・常識というのが
どれだけ大きく影響を与えているのがよく分かります。

またエリートならではの劣等感や弱みの話しなど、
意外な一面も見えたのではないでしょうか。

エリートサラリーマンが覚醒した未来とは?

今はまだ妄想かもしれませんが、
不思議とその夜明けも近いな…と感じさせてもらえる対談でした。

この記事を書いた人

島津 ひろふみ
島津 ひろふみ
プロデューサー/ライター  早大大学院卒業後、Amazonに入社。新規輸送サービス立ち上げプロジェクトに多数携わる。その傍ら現在のK.RTRuangメイン事業の立ち上げ初期メンバーとして事業拡大に大きく貢献。全国での勉強会開催や、ウェビナーの企画立案などに従事。部数1万部のメールマガジンの執筆や、芸能人のメディアプロデュースも手掛けている。2015年にそのキャリアを捨てて独立起業の道へ。「脱エリート」をテーマに、優秀だけれど報われない/更なる高みを目指したい方に向けて、個人起業の可能性を啓蒙し、ノウハウを継承している。