The following two tabs change content below.
かねやま たかこ

かねやま たかこ

“退屈”が何より苦手な自由人。 今よりもっと粋な生き方を提案する 「アーリーセカンドライフクリエイター」 同じ女性としての悩みに答えながら、 安心してその一歩を踏み出すお手伝いをしています。 一番始めやすいのが実は40代、今ですよ!

福岡はここ数年、

にわかなDIYブームに沸いている。

 

単なる日曜大工のことかと思いきや、

Do It Yourselfの略語で、

“自分でできることは自分でやろう”という理念が

込められているというのを知って、

益々共感を覚えた。

 

私も部屋をDIYしたくて

色々と妄想を膨らます過程で、

面白い男性と出会った。

 


部屋は入居者が作るというルール


 

部屋を借りようと思えば、

普通はその造りを見て、

気に入ればそこに住むという流れが

一般的だと思うが、

そのビルは違った。

 

入る前の状態は壁紙も床材もなく、

むき出しになったコンクリートに

配管が丸見えのスケルトン。

 

入居者はこの状態で契約を決める。

 

最大の特徴は、

入ったら自分で好きなようにカスタマイズして、

自分好みの部屋を一から作ることが出来るところ。

 

間取りから照明から壁面、床材に至るまで

全て入居者が選び、

そして全て自分でDIYする。

 

完全に自分のこだわりが生きた、

たった一つの空間となる。

しかも、住み続けてる限り

いつまでもDIYし続けることが可能だ。

 


経験はなくていい


 

いくら部屋を一から作れると言っても、

決して簡単ではないはず。

出来るかな?って不安があって当然だが、

そこはオーナーであったり、

先に経験した入居者達が

何でも教えてくれる環境がちゃんとある。

 

ビルの1階には自由にDIY出来る工房があり、

そこで入居者同士のコミュニケーションが生まれ、

かなり濃密な交流が盛んに行われているという。

 

そんな入居者達の姿を見て、

不安を感じる人は恐らく居ないであろう。

ましてや彼らの多くはデザイナーであったり

アーティスト系が集まっているので、

自由な発想が自然と身につく

最高の環境なのかもしれないと思った。

 

経験がなければ、

そこで作れば良いだけのことなのだ。

 


オーナーだって元は未経験者


 

そのビルのオーナーこそが、

私が出会った面白い男性の正体で、

年齢も30代とまだ若い。

 

元々全く畑違いの仕事をしていた彼は、

3年前に親から不動産を譲り受けたのを機に、

この世界を知ったと言う。

 

立地条件も微妙な上に、

築40年という古いビルを、

どうすれば人が借りてくれるだろうと、

考えた末に思いついたのが

今のスタイルだった。

 

賃貸なのに自由にDIY出来る生活空間

 

これからは“個”の時代が来ると

あちこちで言われているのに、

敷金が帰ってこないことを嫌い

部屋を自由にリノベーション出来ないのは、

少しもったいない気がする。

 

「ヨーロッパでは築100年は当たり前。

築40年なんてまだまだ若いじゃん。」

という発想から、

少なくとも後40年は住めると思うと

ちょうど今が折り返し地点。

 

骨組みはしっかりしているし、

今のうちに中身を作り変えようとした時に、

どうせなら住みたい人に作ってもらったら、

お互いの無駄も省けて良いんじゃないか

というのが始まりだった。

 

電気ドリルの使い方も知らない

完全ど素人の状態から、

知り合いの工務店さんに指導を仰ぎつつ、

出来ることを増やしていった。

 


DIYでモテ男もつくる


 

この奇抜なアイデアは業界でも話題となり、

初めての入居者の部屋は雑誌にも取り上げられた。

 

そのオシャレな空間は、

住む人までをもオシャレに変えたのだろう。

たちまち彼女が出来たと思えば、

1年も経たないうちに子供が生まれ、

手狭になったその部屋を

引っ越すことになったという。

 

住む空間を通してこだわりを表現することで、

“個”が最大限に発揮され、

更に大きな幸せを引き寄せたのかもしれない。

 

一つのアイデアが、

人の夢を応援したり、叶えたり、

多くの人の幸せに繋がった。

 

今でも色んな雑誌やメディアに取り上げられ、

ついに全ての部屋が埋まったようだ。

そして今、彼の周りでは

ホームセンターとのコラボであったり、

まちづくりを視野に入れた

たくさんのプロジェクトが動き出している。

 

自分のアイデアを表現する術を持つ

 

大事なことだ。

どんな術でも良いけど、

人をワクワクさせられるものが良い。

 

人は一人だと出来ることが限られ、

やっぱり人を巻き込んでこそ

更に大きくなれるから、

その中心にいる人物は

いつもキラキラと輝いているし、

周りに夢と勇気を与える。

 

そんな人が一人でも増えたら、

世の中素敵にならないわけがない。

この記事を書いた人

かねやま たかこ
かねやま たかこ
“退屈”が何より苦手な自由人。 今よりもっと粋な生き方を提案する 「アーリーセカンドライフクリエイター」 同じ女性としての悩みに答えながら、 安心してその一歩を踏み出すお手伝いをしています。 一番始めやすいのが実は40代、今ですよ!