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石橋 秀明
葬祭アドバイザー、葬祭ディレクター1級、株式会社ベルフォーエバー代表取締役 全国160件以上の葬祭会館を展開する、大手冠婚葬祭グループの葬祭業を通じて山口県東部のセレモニーを一手にプロデュースし、家族を失くした遺族に寄り添い、大切な人の最期を真心で飾る葬祭アドバイザー兼ディレクター。過去5000件以上の葬儀に携わり、豊富な経験を活かし家族葬から社葬までトータルにプロデュースし、大切な人の最期に故人への感謝と真心の涙を届けつづけている。

「故人の生前の意思によりご香典は謹んでご辞退致します。」

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最近のご葬儀の受付でよく見かけるのがこの看板です。

他にも、

「お供えの生花等は謹んでご辞退申し上げます」

なんてのもあります。

この事を業界では

《香典辞退》と言います。香典辞退の葬儀では

香典辞退の旨の内容を記載した看板を受付に設置します。

参列者が受付に来ると香典を出されますが

その時に「ご香典はご辞退しています。」と言って

お返しして会葬御礼をお渡しします。

なぜ?香典を辞退するのか?

さまざまな理由がありますが、

「49日法要後の香典返しがわずらわしく大変だ。」

という理由が多いです。

確かに、葬儀が済んで2ヶ月も経ってお返しを送るのは

面倒くさいかもしれませんが。。。

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大阪の葬儀社に勤めていた時はほぼ、9割のご葬儀が

この《香典辞退》でした。

都会と違って田舎では1割程度が《香典辞退》のご葬儀でしたが

最近では田舎でも《香典辞退》のご葬儀が増えつつあります。

都会と田舎にこのように差があるのは

香典という習慣の違いによるものではないかと思います。

香典には仏様にお参りする際にご焼香をしますが、

この時に使用する香を葬家が用意するため、

その利用料の意味があります。

昔の葬儀というものは

故人が住んでいた地域の自治会が集まって執り行っていました。

「棺は2丁目の大工の○○さんにお願いしよう」

とか

「お寺さんの送迎は自治会長の○○さんしかいないよな」

とか

このように近所の人が役割を決めて行っていました。

葬儀が済むとお手伝いを頂いた方たちに労いを込めて

精進落としを振舞って感謝を表しました。

この精進落としも近所のご婦人方が炊き出しとして用意していました。

しかし、振る舞う人の人数が多いと貧しい家では食材を賄う事が

出来ない家もあります。

そのような家の方への配慮として近所の方がお米や食材を故人への

お供えとして持ち寄った事が、香典の始まりです。

いわゆると呼ばれる日本人の相互扶助の考え方によるものです。

僕は、この事はとても日本人らしい日本の精神を表しているなぁと思います。

さて、そんな田舎でも徐々に《香典辞退》の波が押し寄せてきています。

今までは、お年寄りがその地域に住み近所付き合いを大切にしながら

生きてきました。

その方達が亡くなり都会に出ている息子さんや娘さんが

帰郷し香典辞退の葬儀を執り行います。

理由はそこにはもう住まなくなるから後からの付き合いが出来なくなる

からだと言います。

故人が今まで築いて来たその地域の習わしは断ち切られます。

田舎でもどんどん近所付き合いが疎遠になっていき

隣の家にどんな人が住んでいるのかもわからない。

そんな時代になってきています。

今の団塊の世代の方々に一言物申します。

家族葬や直送、香典辞退というのは

メディアが作り出した、ただの流行りにすぎません。

葬儀にはもっと意義や意味があるのです。

そこには利便性や効率で片付けられないものがあります。

無くしてはならない日本人の良さというものがあります。

そんな日本人らしさを次世代に繋いで欲しいものです。

画像引用

http://sogi-matome.com/163

http://kagoyoshi.seesaa.net/article/111064941.html

http://nihonjinlife.com/tuyasanretu/kodentutumikata.html

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~過去5000人の死に直面してきたから見える世界~

インタネットを活用して葬儀業界に革命を起こす!!

☆喪主の救世主で葬儀業界の異端児☆

【いしばしひであきの終活のススメ】

※1級葬祭ディレクター

※葬儀社歴21年

ご葬儀コンサルタント 石橋秀明

https://www.facebook.com/hideaki.lshibashi

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この記事を書いた人

石橋 秀明
石橋 秀明
葬祭アドバイザー、葬祭ディレクター1級、株式会社ベルフォーエバー代表取締役
全国160件以上の葬祭会館を展開する、大手冠婚葬祭グループの葬祭業を通じて山口県東部のセレモニーを一手にプロデュースし、家族を失くした遺族に寄り添い、大切な人の最期を真心で飾る葬祭アドバイザー兼ディレクター。過去5000件以上の葬儀に携わり、豊富な経験を活かし家族葬から社葬までトータルにプロデュースし、大切な人の最期に故人への感謝と真心の涙を届けつづけている。